大紀元時報

【歌の手帳】枝は折るとも

2021年6月14日 06時00分
大紀元エポックタイムズ・ジャパン
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よそに見て帰らむ人に藤の花這いまつはれよ枝は折るとも(古今集)

歌意「私の邸の近くまで来ながら、庭先の藤の花を遠くから見るだけで、そのまま帰る人がいる。藤の木よ、その蔓(つる)を這(は)い伸ばして、からみつき、あの人を引き留めておくれ。たとえ藤の枝が折れてしまおうとも」。

平安時代前期の歌人、凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)の作。

緊急事態宣言が今も続いています。皆様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。昨年来のコロナ禍のなかで何が悲しいかと言えば、目に見えない理不尽な力が、人と人とのつながりを希薄にさせていることでしょう。

だからこそ、歌を詠み、歌で答える。

それは日本人が古来より大切にしてきた絆です。本コラム「歌の手帳」再度の出発です。

(聡)

 

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