ブルーインパルス感謝の飛行にイベント特別賞 空自がコメント「更なる高みを目指す」

優れたイベントを表彰する「JACEイベントアワード」の受賞作品が24日、発表された。このなかで、中共ウイルス感染症に対応する医療従事者等への敬意、感謝を示すためのブルーインパルスによる飛行が特別賞を受賞した。

2020年5月29日、航空自衛隊のアクロバット飛行専門の飛行隊「ブルーインパルス」は、東京都区部を中心に編隊による航過飛行を行った。報道によると、この日医療関係者らは屋外に出て、上空を通過する飛行隊を見届けた。

受賞について、航空自衛隊は「更なる高みを目指し、引き続き任務に邁進してまいります」とコメントしている。

今回の医療従事者向けの感謝の飛行は、当時防衛相を務めた河野太郎氏から航空幕僚監部に打診して実現したものだという。同氏がブログで明らかにしている。ブルーインパルスが都心上空を飛んだのは1964年の東京五輪、2014年の国立競技場閉場イベントに次いで3回目。

JACEイベントアワードの選考委員は、「初めての緊急事態宣言で、医療関係者、従事者の方々の負担が大きくクローズアップされ、外出自粛などで全国的に沈みがちな空気に覆われていた中で、大空を駆け抜ける、清々しい涼風のような爽やかさを感じることのできるサプライズのイベントでした」と受賞理由を説明している。

JACEイベントアワードは、一般社団法人・日本イベント産業振興協会が主催し、経済産業省が後援する。イベントを通じて得られる意識変容や絆づくりなどの価値や、経済や文化に対する効果を評価する。第7回を迎えた今回は、自薦は過去最高の84件、他薦の52件を合わせて、計136件の応募があった。

最優秀賞には、VR空間を駆使したハロウィン企画「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス」に贈られた。最多得票数を得たイベントプロフェショナル賞には、ドライブイン形式による映画と花火のコラボレーション企画「Drive in THEATER with HANABI」が受賞した。

(大紀元日本)