(shige hattori / PIXTA)

もっと知りたい!ゆずの15種類の健康効果

分厚い皮を剥き、2つに分ければ新鮮なゆずの果肉が見えます。ゆずの果肉には果汁がたっぷり入っており、甘さと酸っぱさが混じって、少し苦味を帯びています。ゆずの皮を室内に置くと、空気も爽やかになります。

戦国時代から、ゆずはその美味しさで知られていました。『呂氏春秋』によると、「果物の中でも江浦の蜜柑と雲夢のゆずがすぐれものである」とあります。西漢学者の孔安国により、「小さいものは蜜柑で、大きなものがゆずである。2つとも柑橘類である。ゆずの種類がとても多い」とありました。

ゆずはまた、良いでもあります。ゆずの各部位がになります。果肉に酸味があり、寒性を持っているため、肺を潤し、食事の消化やアルコールの解毒、胃腸の悪臭を抑えるなどの効果があります。ゆずの皮は甘く、痰やせきを止め、肺の浄化や腸を潤し、胃痛を治します。ゆずの葉で頭痛、リウマチの治療ができます。ゆずの花は髪や美容に良く、さらに、ゆずの根や種は、痛み止めの効果があります。

中国人は、中秋節にゆずを食べる慣習があります。ゆずの「柚」は「佑」と同じ発音で、神様に守られる意味があるからです。中秋の前後は、ちょうどゆずの季節でもあり、この時のゆずが1番新鮮であるため、とても人気があります。

ゆずの15種類の健康効果

ゆずは単にフルーツとして食べる以外に、療養としての効果も沢山あります。明慧中医診所院長の温嬪容氏は、ゆずの15種類の食べ方や使い方を紹介してくれました。

1、安眠

新鮮なゆずの皮をベッドの横に置けば安眠の効果があり、蚊除けにもなります。

2、皮膚の色素沈着や乾燥を緩和

新鮮なゆずの皮をきれいに洗い、皮膚を5分間マッサージすれば色素沈着や乾燥が緩和されます。

3、頭痛

同量のゆずの葉と白ネギを砕き、こめかみに貼ります。

4、頭髪を潤す

ゆずの葉とごま油を蒸し、砕いてから頭髪の表面に塗布し、5分間マッサージした後に流します。

5、髪のツヤ

頭髪を洗浄した後、ゆずの皮で頭髪を5分間マッサージし、その後は流さなくても大丈夫です。

6、乗り物酔い

ゆずの果肉を口の中でゆっくり細かく噛み砕きます。

7、せきや痰

ゆずの皮を2日間水に浸し、沸騰したお湯で湯通ししてからゆり根150g、水6リットルを加えて2時間沸騰させ、その後氷砂糖を入れます。朝晩100mlずつ飲みます。

8、喘息

ゆずの皮の白い部分を除いてから砕き、蜂蜜を入れて10分間蒸してからその汁を飲みます。

9、子供のせき

ゆずの皮70g、蜂蜜35gを沸騰したお湯に10分間入れて、お茶として飲みます。

10、子供の肺炎

ゆずの果肉5つ分と、白菜70gをスープにして飲みます。

11、秋や冬のせき

ゆずの皮35g、川貝(せんばい)16g、蜂蜜100mlを蒸して1週間密封し、朝晩一口ずつ食べます。

12、胃腸を強める

ゆずの皮を茶色くなるまで焼き、水に1日浸します。細かく砕いて、米35gを入れておかゆにします。仕上がりに塩とごま油をお好みで入れます。

13、筋肉の緩和

ゆずの皮をお風呂に入れ、10分間入浴します。

14、悪運除け

大晦日にゆずの葉を煮込んだ水でお風呂に入ります。

15、蚊除け

ゆずの皮を乾燥させた後、アルコールに1週間浸してスプレーに入れます。もしくは、乾いたゆずの皮をそのまま燃やします。

ゆずを食用する際の気をつけたい注意点

・1度に多く食べてはいけません。下痢につながりやすくなります。
・体が寒性な人は多く食べてはいけません。
・胃酸が多い、または胃潰瘍、生理痛、麻疹、せきが多く痰が白い人は食べてはいけません。
ゆずにはカリウムが多く含まれており、腎臓に疾患がある方は多く食べてはいけません。