他の惑星?ソコトラ島の美しくもシュールな異世界的光景

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ロシアの冒険好きなカメラマンが、世界的に有名なソコトラ島を訪れ、この島のユニークで魅力的な風景を撮影しました。

ソコトラ島は、アフリカの角の東、アラビア海とアデン湾の接点に位置するイエメンのソコトラ州にあります。 その名前は、古代インドのサンスクリット語からきたもので「至福の島」を意味します。 1800万年前から大陸プレートから孤立していたというこの島の植物の37%(825種)と爬虫類の90%は、この島の特有なものであり、2008年にユネスコの世界遺産にも登録されています。

この島の気候は乾燥していて暑く、雨もほとんど降らないため、人が住むことができません。 しかしそこで見られる多くの奇妙な地形、壮大なエメラルド色の海景、雪のような白いビーチなどは、異国の美と荒野が併存する空間であり、「地球上で最も異質な島」と評されるのも無理はありません。

モスクワ湖畔で育ったカメラマンのダニエル・コーダン氏は、幼い頃から写真を撮り続け、彼はソコトラ島を「地球上で最も素晴らしい撮影場所」と言います。

この島のシュールで幻想的な異世界のような風景は、UFOのような「ドラゴン・ブラッド・ツリー」によるものが多く、この島で最も特徴的な風景と言えるでしょう。 またこの植物は同時に貴重な薬用植物でもあり、染料としても使用できます。 不思議極まる複雑な枝ぶりのドラゴン・ブラッド・ツリーは、遠くから見ると大きな傘のように見えたり、また緑色のキノコの魔法版のようにも見え、花が咲くと特に美しくなります。

ソコトラ島の異世界の景色をつくる植物として、ドラゴンズ・ブラッド・ツリーの他にも、この島のユニークな風景の「主役」と言える多肉植物、アデニウム・オベスム(砂漠のバラ)も有名です(Shutterstock)

ソコトラ島の異世界の景色をつくる植物として、ドラゴンズ・ブラッド・ツリーの他にも、この島のユニークな風景の「主役」と言える多肉植物、アデニウム・オベスム(砂漠のバラ)も有名です。断崖絶壁に生息するアデニウム・オベスムは、岩に直接生えているため土を全く必要としません。 興味深いことに、幹は象の足のような形をしていて、ほとんど枝がなく、一見不格好な幹の上部には、可愛いピンクの花が咲いています。

飢饉の際には、紡錘形でバラの花びらで覆われた砂漠のバラが、島の住民の食料源となりました。 このアデニウム・オベスムという名は花がバラのように美しいことから名付けられました。

コーダン氏が朝日に照らされた砂漠のバラの「美しさ」を、花をより一層まばゆいものにするために撮影しました。

コーダン氏は、ソコトラ島の壮大な海岸線にある白い砂丘も訪れました。絹のような砂丘が「優雅に」美しい青い海へ延々と伸びています。コーダン氏は、日の出後の光が十分にあるときに、これらの写真を撮ったのです。光の状態によって砂の色が純白になり、線や質感がはっきりするからです

絹のような砂丘が「優雅に」美しい青い海へ延々と伸びています(Shutterstock)

その後、彼は内陸部の壮大な砂丘を訪れ、最後にソコトラ島で2番目に大きな集落であるカランシヤ村を訪れました。

アラビア海に面し、デトワ・ラグーンにも近いこの村には美しいビーチがあり、写真に写っているような活気ある地元の人々がいます。

(ダニエル・コーダン氏のソコトラ島の美しい写真はこちらから)

(翻訳:井田千景)