肺炎で自暴自棄のいじめられっ子 修煉してポスドクになる(1)

ある若者は小さい頃、肺炎で自暴自棄になり、その上、学校ではよくいじめに遭っていました。そんな子どもはどう成長したのか、この物語は、80年代生まれの物理学者である文長博士が、自分自身の実体験を語っています。

25年前の初冬

中国東北部の重工業が盛んな都市で育った文長さんは、ひどい環境汚染によって、子供の頃から鼻炎、気管支炎、気管支炎から肺炎まで、呼吸器系全体がとても悪い状態でした。

1995年、気温が急激に下がる冬を前にして、当時、10歳の彼は重篤な肺炎を患い、漢方医や西洋医などを片端から試しましたが、注射や投薬では全く効き目がありませんでした。

夜、文長さんは横になると呼吸がうまくできなくなり、半分横になり、半分座った状態でしか眠れませんでした。

1本のブドウ糖に、12アンプルのペニシリンを溶かすので、抗生物質の注射がきつく、体内の他の臓器が傷つき、免疫力が低下して悪循環に陥っていました。
彼はずっと微熱が続いていて、ほとんど絶望的な状態だったのです。

1996年、冬休みに祖母の家に行って、そこで初めて法輪大法に出会いました。

「祖母は1年ほど前から法輪功を修煉していましたが、私はあまり深く考えもせずに祖母と共に修煉していました。冬休みの間だけだったのに、想像もつかないほど体調が激変したのです」と、文長さんは語りました。法輪功を始めて、1ヶ月も経っていないある日のこと、文長さんは急に熱と咳が出てきたのです。

両親は、肺炎か気管支炎の再発ではないかと、とても心配していましたが、医者は、この子は病気ではないから家に帰っていいと言いました。両親は帰ろうとせず、医者に薬を処方してもらうようお願いしましたが、医者は、「この子は病気ではないので、特に薬を処方することはできない」と断りました。 

帰宅してから、文長さんは2~3日ですべての症状が奇跡的に消えました。文長さんは、法輪功の本を読むことで、修煉者としての人生の最初には必ず体の中の浄化のプロセスがあることがわかったのです。

あれから20年以上も経ちましたが、思い出してみると奇跡的で信じられないようなことが起きていました。

通常の学校生活に

冬休み後、文長さんは通常の学校生活を再開しましたが、修煉はやめませんでした。祖母が数冊の本と煉功音楽が録音されたカセットテープを渡してくれていたので、家で自分で本を読み、煉功もしていました。

当時、彼はまだ小学生でしたが、本に書かれていることを理解することができたのです。

「若いからといって、深遠なものを理解できないわけではありません。私が最初に勉強したのは『転法輪』という本で、何度か読んでいるうちに、僕は悟りの境地に達したのです」

「法輪功は、人生の目的、人が何のために生きているのかをはっきりと教えてくれました」

「古代中国の人々が何千年もの間、追求してきたように、人はより高い人生の状態を求めるために、常に自分自身を省みて、自己の修養を向上させなければなりません。修煉の素晴らしさは、常により高いレベルの真理を学び、それを人生の指針とすることにあります」と文長さんは語っています。

健康上の問題や薬の長期使用により、文長さんは同級生に比べて背が低いため、学校では同級生からよくいじめられていました。

「小学校から中学校にかけて、私はいつもいじめの対象になっていました。自分をいじめた人に復讐するのを手伝ってくれる人、大人になったら自分が復讐するのを手伝ってくれる人が欲しいとずっと思っていました。しかし、修煉を重ねるうちに、攻撃的な気持ちは少なくなり、次第に心を開いて、自分の人生における不合理に向き合えるようになりました」

また、同級生にいじめられたときも、「修煉者は人に親切にすることや、不合理なことで、徳をもらうことになると書かれているので、強い復讐心はなくなりました。実践するのは難しいですが、道徳的な規律があったので、心が傷つけられることは少なくなりました」

彼は、この不安な時期からすぐに抜け出し、学業成績も飛躍的に向上したといいます。

(つづく)

(翻訳・里見雨禾)