董宇紅博士が解説する:「進化論」その破綻した論理(2)

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(前稿より続く)
「人類の祖先か」と想像される化石が、これまでにも発見されてきました。

 

「ヒトの手足をつけられた」猿の化石

しかし実際のところ、それらは「骨のかけら」を必死に集めたものが多く、科学的論理を構築する十分な証拠にはなっていません。つまり、人類が猿から進化したことを、完全に証明できてはいないのです。

1974年、ある化石が東アフリカのエチオピアで発見されました。
「ルーシー(Lucy)」と呼ばれたこの化石は「猿人の始祖」と見られ、かつて「人間と猿の共通の祖先」と考えられていたのです。

多くの科学者がルーシーの骨格や、体の構造などを鑑定しました。サルとヒトの主な違いは骨格の構造にあります。米国の人類学の専門誌に掲載された、ニューヨーク州立大学健康科学センターの解剖学者ジャック・スターン氏とランダル・サスマン氏の論文によると、その鑑定結果は次のようでした。

「ルーシーの手と足は、人間の手足とまったく似ていない。人間の膝と足はまっすぐだが、猿のルーシーの膝と足は曲がっている」

また、西オーストラリア大学の解剖学と人類生物学の教授で、米シカゴ大学と英バーミンガム大学の教授でもあるチャールズ・オックスナード博士は、1987年にワシントン大学出版社から出た書籍の中で次のように書いています。

「ルーシーは人類の祖先とは何の関係もない。ただの絶滅した猿であろう。アウストラロピテクス・アファレンシスに属するとされているが、この猿人は、樹上性霊長類に典型的な、長くて曲がった指と足指を持っている」

それにもかかわらず、人々は彼女(ルーシー)を彫像にし、わざわざヒトの手足をつけて公園の中に置いたのです。

ルーシー(Lucy)は、かつて人類と猿の共通の祖先とされていました。(健康1+1/大紀元)

 

完全に「捏造された猿人」

ピルトダウン猿人(Piltdown)は1908年から1915年にかけて、イングランドで「発見」された化石です。

当時の人々は、ピルトダウン猿人の発見を、後の人類であるホモ・サピエンスに進化するまでの「欠落した進化の過程を補うものだろう」と推測していました。

ところが1953年11月、大変な事実が伝えられました。
米国のニュース雑誌『Time(タイム)』は、ケネス・ペイジ・オークリー氏、ウィルフリッド・エドワード・レグロス・クラーク卿、ジョセフ・ウィーナー氏らが、これまで収集されたピルトダウン猿人に関する証拠について調査鑑定した結果を発表しました。

その結果とは、「この化石が、3つの異なる種によって作られた捏造物」であったことです。3つの異なる種とは、中世の人類の頭蓋骨、500年前のボルネオ島のオランウータンの下顎、チンパンジーの歯です。

骨の表面は、わざわざ鉄錆とクロム酸で色づけされていました。
顕微鏡による鑑定で、歯に「やすり跡」が発見されたことから、チンパンジーの歯がヒトの歯と噛み合うように改造されたと推定されています。これが、明らかになったピルトダウン猿人の真相です。

BBCの当時の記事には「イギリス史上最大の詐欺」と書かれています。
(次稿に続く)

(口述・董宇紅/翻訳編集・鳥飼聡)
 

董宇紅