一定の成果を出した密教修行者は来世の生まれ変わり場所を自ら選ぶことができ、生き仏として成就するまで修行を続けます。本来の「修行者」が亡くなった後、寺院は様々な儀式を通じて、生き仏が入寂（亡くなること）した後に生まれた子供を探し出します。そして、その中から先代の生き仏の生まれ変わりの子どもとして選び出します。

先代の生き仏が入寂した後、その弟子たちは今、説明したような方法で「子ども」を探します。見つかった子どもは、試験や訓練を受けて寺院に迎え入れられます。そして、成人したら「床座」の儀式を受けて、正式に先代の生き仏の宗教的地位を受け継ぐことになります。

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