なぜ割れているのか

サウジアラビア 不思議な巨石アル・ナスラ

2017年07月21日 07時00分

 サウジアラビアの西北部に位置する古都タイマ(Tayma)のオアシスに、アル・ナスラ(Al-Naslaa)と呼ばれる不思議な巨石があります。巨石はまるでレーザーを使ったかのように、きれいに真っ二つに割れており、表面には神秘的な文字と動物が描かれています。古代文明の高度な技術によるものなのか、それとも宇宙人の仕業なのか。1883年に探検家によって発見されたこの巨石の謎は、いまだに解明されていません。

 巨石を支える足の部分は細いにも関わらず、どっしりと数世紀に渡って立っています。左右の石は絶妙なバランスを保っており、互いにぶつかって倒れることはありません。また、表面に刻まれた彫刻が何を意味するのかも、分かっていません。

石に描かれている謎の絵と文字(スクリーンショット)

  アル・ナスラの巨石が位置する地域には以前、高度な文明が存在し、青銅器時代から人間が居住していたという説があります。2010年、タイマ付近で2代目のファラオであるラムセス3世の碑文が発見されたことから、巨石のある地域は、アラブ半島紅海沿岸およびナイル川河谷を結ぶ重要な交通の要だったと指摘されています。この巨石は、当時存在した文明の遺跡の一つなのかもしれません。

(翻訳編集・海田)

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