黒龍江省洪水、子どもの遺体280体、政府の過少報告に住民の怒り

2005年06月14日 14時57分
 【大紀元日本6月14日】中国黒竜江省寧安市沙蘭鎮で起きた洪水は4日目を迎えた。政府側は最新の発表死亡人数は92人だが、この数字に対して村民らは怒りをあらわにした。ロイター通信の報道によると、死亡人数は200人を超す可能性があるという。13日にネット上の読者から投稿した最新情報によると、13日午後の時点すでに280人の子どもの遺体が発見された。一部の子どもまた行方不明。住民らは政府の死亡者数の過少報告で昨日、現地政府幹部を取り囲み、一時周囲は張り詰めた緊迫状態に陥った。

 
(大紀元)

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中国政府12日公表した数字によると、今回の洪水の中で92人が死亡したという。中に88人が沙蘭小学校の児童である。しかし、洪水発生当時、351人の児童が授業を受けていたが、生存者人数はいまだに発表されていない。死亡人数は一日目の31人から、二日目の64人に変り、昨日になって、92人に増加した。これは政府が災害の深刻さを隠ぺいするための策略とも見られている。

 また、50~60人の児童はいまだに行方不明になっている。生存の可能性がかなり低くなっているが、家族らはまだ懸命な捜索を続けている。

 今回被害にあった児童の殆どは一人っ子である。

 住民らの話によると、住民らがお金を出し合って建てられた沙蘭小学校は、元々二階建ての計画だったが、幹部の汚職で平屋の校舎しか作れなかった。大洪水がやってきた際、生徒らは逃げる場所はなく、瞬時に水に飲み込まれ、大惨事となった。洪水は、沙蘭鎮から10kmも離れたところの給水所のダムが、大雨に突き破れたため生じた。給水所は、1960年立てられて以来一回も補修されたことがないという。

 また、洪水発生日はちょうど端午の節句の前の日で、政府幹部らは全員早退し、当直する人もなく、速やかに洪水注意報を発令できなかった。

 しかし、政府は依然と今回の大惨事を「自然災害」と位置づけている。二百年来の暴雨によって発生した土石流を災害の原因としている。この災害の中の人的な要素について触れていない。

(大紀元総合報道)

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