米議会議員81人、秘密収容所への調査を要求

2006年04月25日 08時32分
 【大紀元日本4月25日】米議会の民主党と共和党議員81人がこのほど、連名でブッシュ大統領に書状を提出、「中共が強制的に生きていた法輪功学習者から臓器を摘出するとの告発を厳正に注目している」と表明した。

 議員らはブッシュ大統領に対し、「わが国家はこの告発において、立場を表明し、調査に乗り出すことは非常に重要である。我々はこの事件の内幕を明らかにすべきだからだ。この問題の真相を究明したことで、恐らく数百万人の罪のない人々の命を救える。このことは大統領の実績の一部として銘記されるはずである」と訴えた。

 米国下院の外交関係委員会の監督調査チームの委員長を務める議員ダナ・ロアバーカー(Dana Rohrabacher)は、連署の書状を起草、ブッシュ大統領に対して、米国人の強い願望を代弁し、中共が強制労働収容所や監獄などで、(生きている)法輪功学習者の臓器を摘出、体を焼却処分するとの告発を調査すると共に、胡錦涛・主席には、告発に対する説明を求めるよう懇願した。

 また、ロアバーカー議員はこの連名の書状で、「立法者として、政治家として、そして米国国民として、我々は沈黙を保ち、これらの犯罪を補助すべきではない。歴史の将来、人々は(中共政権と交わした)貿易契約の数や、(中共が買ってくれた)ボーイング旅客機の台数を気にかけることはない。しかし、人類が大規模に言葉で表し難い極度の苦痛を強いられたときに、我々は見て見ぬふりをすれば、歴史の審判を必ず受ける」と進言した。

 ドナ・ロアバーカー議員が起草した連署の書状は以下のとおり。

 議会の同僚たちへの書状

 親愛なる同僚へ:

  我々は時に、絶対に軽視してはならない問題に直面する。このほど、中共政権は当事者の同意を得ずに、強制で生きている人の臓器を摘出するとの告発が出された。この事件はまさに軽視してはならない問題に属する。

 証人によると、監禁されている法輪功学習者は、貨物列車に積み込まれ、秘密収容所に移転されている。そこのスタッフは外科医で、さらに遺体とその他の証拠を焼却処分する焼却炉も設けられているという。ある中共の軍部の医者は、「私は、天津市から吉林地区に向かうこのような転移列車を目撃したことがある。1回の運行で、約7千人以上の人を移転できる。武装警官が配備され、夜間で運行する。人々は手錠で吊るされ、まるで鶏のようだった」と証言した。

 さらに、この軍医によると、中国国内で約36箇所の秘密収容所が存在、そのうち三つの最大の秘密収容所は東北部の黒龍江省、吉林省と遼寧省にある。遼寧省にある略称「672-S」の秘密収容所は、全国最大規模で、監禁者数は12万人以上に達し、法輪功学習者や、政治犯などが収監されているという。

 一方、瀋陽市蘇家屯地区の遼寧省血栓中西医結合病院の元職員は、この病院では一時6千人以上の法輪功学習者を監禁していたと証言し、彼女の推算によれば、約75%の人はすでに心臓や、腎臓、目の角膜、皮膚などが摘出され、体が焼却処分されていたという。また、この病院の元スタッフは、中共政権が証拠隠滅のために、すぐ残りの学習者を殺害することを憂慮している。

 彼女の夫は(法輪功学習者の)目の角膜の摘出を担当していた脳神経外科医だった。このような「職業」に従事する医者たちには、生きたている法輪功学習者の臓器を摘出するのは犯罪ではない、中共政権のために異見者を「処分」しているだけと告げられたという。彼女の夫は、「私が受けた心の苦しみは、計り知れないものだ。なぜならば、これらの法輪功学習者たちは、まだ生きていたからだ。死人の体から臓器を摘出するならともかく、この人たちは生きていたのだ」と彼女に漏らした。その後、この夫婦は、口封じのための殺しを心配するため、中国を脱出した。

 一番初めに秘密収容所の存在を暴露したのは、日本のメディア業界に従事していた(中国人)ジャーナリスト。彼の証言によると、「法輪功学習者は厖大な臓器提供源とみなされている。監禁されている学習者は大量で、全国のたくさんの強制労働収容所や、監獄に2百万人近くの法輪功学習者がいるという。このジャーナリストは、「死刑囚の死体は中共の(臓器の)需要を満たせない。法輪功学習者の臓器を摘出するのは一番安易なやり方」と明かした。

 その他の囚人、例え死刑囚であっても、適切な書類がなければ、臓器を摘出するのは違法なことです。一方、中共政権は、法輪功学習者への迫害について、「拷問で死んだら、自殺とする」との政策を実行し、通常では、家族は彼らの消息を知ることすらできない。そのため病院は一切の通常の手続きをせず、恣意に生きていた法輪功学習者の臓器を摘出し、体を焼却処分している。

 中国では順番待ちせずに、すぐに臓器移植ができる。その背後にはこのような恐怖の裏幕が潜んでいるからだ。中国国内の臓器移植サイトのひとつ、天津の「東方臓器移植センター」のホームページ(www.ootc.net)には、「2005年度で2248例の肝臓移植手術を行った」と宣伝している。当移植機構の「成果」を示すグラフ図では、1999年から、移植手術数が激増したと示している。中共政権が法輪功への集団迫害を始めたのも、1999年だった。

 中国国際臓器移植ネット支援センター(China International Transplantation Network Assistance Center)は、瀋陽市にある政府機構のような組織である。そのホームページ(http://en.zoukiishoku.com)では、「よくある質問への回答」コラムで、「適合する腎臓は、早ければ1週間、遅ければ1ヶ月で見つかる。腎臓移植では臓器提供者と移植患者のHLAの適合性への要求が高いからだ」「わが機構が提供する臓器は、脳死患者からではない。その種の臓器の品質が良くない可能性があるからだ」と自慢している。移植用の腎臓の保存時間は摘出後24時間から48時間以内。(中国移植機構の)このような声明は、随時かつ安易に臓器を入手できる提供源が存在すると示している。殺害されたばかりの人から、または、生きている人からの臓器摘出を意味している。総じて言えば、生きていた人の臓器を摘出、販売するのは、暴利を貪れる。

 当(臓器移植機構の)ホームページでは、「中国29の省や、市、自治区の国立病院は、いままでに合計3万5千例以上の腎臓移植を実行した。全国範囲では、年間で少なくとも5000例の腎臓移植を完成した。臓器移植がこのような厖大の数に達したのは、政府の支持があったからだ。最高人民法院(日本の最高裁に相当する)、公安部門、司法部門、衛生部、民政部が共同である法律を制定したため、政府による臓器提供への支持と保障が確保された。このことは全世界において、わが国しか成し遂げていない」と宣言していた。

 強制に生きている人の臓器を摘出・販売するのは、確かに「世界で中国しか成し遂げていない」国家犯罪だ。立法者として、米国民として、我々は沈黙を保つことは、この犯罪の共犯者になることを意味する。将来、人々は(中共政権と交わした)貿易契約の数や、(中共が買ってくれた)ボーイング旅客機の台数を気にかけることはない。しかし、人類が大規模に言葉で表し難い極度の苦痛を強いられたときに、我々は見て見ぬふりをすれば、歴史の審判を必ず受ける。

 我々はわが国の大統領に対して、米国民の強い願望を伝える。(中共政権への)告発を全面に調査すると共に、訪米する中共指導者の胡錦涛・主席に説明を求め、第三者による現地調査を許可することなどを懇願する。我々はできる範囲のことを実行していく、そのことは皆様の賛同を得られると確信している。これは我々が最低限にやるべきことである。

 もしあなたはこの連署の書状に署名できるならば、ジャスティン(Justin)氏と電話連絡してください。彼の電話番号は225-2415。署名の締切日は4月14日。

 ドナ・ロアバーカー(Dana Rohrabacher )

 米国カリフォルニア州共和党議会議員

 

 (記者・イー平)


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