英テレビ局、中国最大肝臓移植センター、臓器提供元秘密取材

2006年05月08日 16時51分
 【大紀元日本5月8日】海外の肝臓移植待機患者にとって、近年、「世界の臓器移植センター」と言われている中国は、彼らの最後の希望といえるかもしれない。しかし、これらの無尽蔵とも言える肝臓の出所を追及すると、その背景にある忌まわしさが浮き彫りにされる。英国スカイテレビ局記者が、中国最大の肝臓移植機関である東方臓器移植センターへの秘密取材を通して、中国では臓器移植のため、囚人を殺していることが明らかされた。

 天津市にある「東方臓器移植センター」は、アジアの最大肝臓移植地と言われ、近年、韓国、日本、米国、東南アジアなど含めて海外多くの臓器移植患者を迎えた。公開されたデーターによると、センターは2001年から臓器移植手術ケースが急激上昇、2004年まで1500例の肝臓移植と800例の腎臓移植を成功させ、角膜移植もしている。新華社の報道によると同センターは2004年に肝臓移植807例、腎臓移植367例を行った。この成績は、世界一の記録を超えるものとなったという。同センターは、北京にある武装警察病院との連携病院であり、センターの責任者・瀋中陽氏は、中国肝臓移植の第一人者と言われ、武警総病院肝臓センターの責任者でもある。英スカイニューステレビの記者ドミニク・ワゴン(Dominic Waghorn)氏は先月、「東方臓器移植センター」を訪れ、父親の臓器移植のために、適合臓器を捜していることを装い、隠れた撮影機を使って秘密取材を行った。

 ワゴン記者の取材によると、彼らを案内した女性看護婦は、同センターは中国でもっとも速いスピードで肝臓を提供しており、その原因としてセンターは中国の警察と強いコネを持っていると誇らしげに紹介した。コンサルタントの朱という姓の医者は、短時間で適合する臓器を見つけることが出来ると保証した。

 朱医師の紹介では、まず血液方などを検査し、それに合う肝臓のドナーが見つかると、患者に事前通知をして、一週間または2週間を待ちで移植手術が受けられるという。朱医師はまた、センターで死刑囚の臓器を使っていると明言した。

 肝臓は摘出から移植まで最大保存期間は24時間。言い換えれば、朱医師は、まず、病院側が生きているドナーを見つけ、それで移植待機患者に知らせて移植手術の時間を段取りして、スゲジュールが決まり次第、囚人を処刑すると説明した。

 同センターで手術を受けたばかりの海外からの患者は、移植手術まで10日しか待っていないという。ドミニク・ワゴンによると、東方センターで肝臓移植を受ける海外の患者は、3万ポンド(日本円約6百万円相当)の手術費用を払っている。海外からの患者は、中国の移植手術のブーム形成に大きな資金援助となっているという。

 報道映像は、こちら から。

 ドミニク・ワゴンは、スカイテレビのアジア駐在記者。中国に関する報道で過去において数々の賞を受賞。2005年ニューヨークフェスティバル賞ベストコレスポンデントの世界銀賞を受賞した。

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