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中国:2007年食中毒死亡者数、前年比32%増加

 【大紀元日本3月3日】中国の食中毒発生件数は減少しているにもかかわらず、食中毒による死亡は昨年3割増加していることが、同国衛生部の発表で3日、わかった。

 ロイター通信によると、中国は、ペットフードをはじめ、不良玩具、偽薬、偽装食品など、内外で問題をかかえる中、製品の品質改善に奮闘しているとされているが、昨年、食中毒死亡者数は、前年比約32%増の258人に上ることが、同国衛生部が発行した新聞で明らかにされた。

 100人以上が食中毒症状を訴えたケースは11件で、発生件数では前年比25%以上も減少し、総数では13280人が食中毒にかかったという。

 中新社の報道によると、専門家の分析では、昨年は有毒植物により引き起こされた食物中毒の報告数と死亡者数が最も多く、それぞれ37%と64%となっているという。
 原因となった有毒植物は毒キノコが主で88件、526人が中毒を起こし、113人が死亡。食物中毒死亡者総数の43%以上を占めている。

 発表の数値に対する説明はないが、ほとんどが、昨年7月から9月の夏場にかけて発生し、「天候による影響は明らかである」(衛生部)という。食中毒のほとんどは自宅で起きているという。

 中国政府は、食の安全対策に腐心しており、今夏に北京五輪があることから、「メイド・イン・チャイナ」の信頼性をアピールするのに躍起になっている。

 中国当局は、食中毒のほとんどは、農村部で発生しており、そうした地域の多くの小工場には監視の目が届かないことが食中毒の発生に繋がっていると認めている。

 食の安全が危ぶまれたのは、今回だけはない。記憶に新しいところでは、中国安徽省で2004年、偽粉ミルクを授乳された乳児13人が死亡した。

(翻訳・坂本、編集・月川)


 (08/03/03 15:52)  





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