【大紀元日本10月30日】中国のメディア記者100人あまりが某炭鉱事故後炭鉱経営側から口止め料を受け取ったことが、このほど明らかにされた。一人の記者がその現場の撮影に成功、写真を公開した。
9月20日ごろ、中国山西省霍州市の炭鉱で、作業員1人が地下採掘場の倒壊により生き埋めされ死亡する事故が発生。事故後、炭鉱経営側は地元政府に報告しなかったが、情報を聞きつけ集まったメディアの記者100人以上に口止め料を支給した。その額はメディアの規模によって異なり、中には偽記者もいるという。
9月25日夜、中国紙「西部時報」の記者・戴驍軍さんは、口止め料を受け取る今回の現場を撮影成功、列を作って待っていた記者とその名前を書いた記帳簿の写真などを公開、約100人以上の記者が集まっていたという。
山西省では、炭鉱採掘が盛んに行われている。『山西省非法違法炭鉱行政処罰規定』(2005年12月1月から実施)は、死亡事故が発生する場合、死者一人につき遺族に20万元(約280万円)以上の補償金、安全生産管理の政府機構に100万元(約1400万円)の罰金を支払うのを定めている。
そのような状況において、炭鉱経営者は高額の罰金を逃れるために、死亡事故を極力に隠ぺい、集まるメディア記者に口止め料を支給するようになった。今回のケースは現地では決して珍しくなく、そのような記者は「記者という飯茶碗を抱えた物乞い」と名づけられている。
中国では、多くの炭鉱経営者は暴利を貪うばかりで、採掘現場の安全問題を軽視している。官民癒着により地方政権の監督も形だけのものである。そのため、各地で炭鉱死亡事故は頻発し、今回のような珍ビジネスは密かに展開されている。
今回報じられた問題の炭鉱を経営するのは、「霍宝乾河・炭鉱有限公司」、県内有数の大手企業2社が共同出資している。 | | 口止め料を配る現場 |
 | | 口止め料をもらった人の名簿 |
(翻訳編集・叶子)
(08/10/30 20:49)
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