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上空では大人気のトマトジュース(大紀元)

飛行機の中でトマトジュースが大人気、なぜ?=独研究

 【大紀元日本2月18日】普段トマトジュースをあまり飲まないのに、飛行機に乗ると飲みたくなるような経験はありませんか?実はその衝動はあなただけではなく、ビール王国のドイツでも、飛行機の上だけは、ビールよりもトマトジュースが飲まれているという。この雲の上で生まれる特別な食欲を解明すべく、ドイツの航空会社ルフトハンザ社(Lufthansa)とフラウンホーファー研究所(Fraunhofer-Institut)の研究者らが乗り出した。

 研究は地上でエアバスA310の機体を用いて行った。機内の気圧を人工的にコントロールすることで、気圧の変化と人間の味覚の関係を調べた。そこで、地上の気圧では「濃い」「カビ臭い」とまで言われるトマトジュースは、飛行中に似た低気圧の状況下では、なんと「ジューシー」や「甘い」「さっぱりする」と被験者たちが口を揃えて称賛するものとなった。

 また、トマトジュースとは逆に、地上では「うまい」と感じられる食事は、上空の低気圧では「味気ない」食事になってしまうことも研究でわかった。研究チームを率いるフレーバー化学の専門家のブルダック・フライターグ(Burdack-Freitag)氏の話によると、人間は上空の低気圧の状況では、「風邪を引いたかのように」、塩味や甘みなどを感じる味覚が鈍くなる一方、酸味の味覚はほとんど変わらないという。「濃い」トマトジュースが上空では程よい甘みと酸味を備え持つ飲み物に変身した訳はここにあったのだ。

 この研究結果に基づき、ルフトハンザ社は今後、機内食の味付けを調整し、塩味を効かせると同時に、酸味を抑えた食事を提供したいと発表している。

(翻訳編集・心明)


 (10/02/18 05:00)  





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