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絶滅した鳥類の卵殻化石からDNA抽出=豪州

 【大紀元日本3月15日】10日、豪州科学者らが世界初、モア(ディノルニス)と象鳥(エピオルニス)からDNAを抽出したと発表。しかし、この事により映画『ジュラシックパーク』のように絶滅した動物を復活させることができるわけではないと話している。

 豪パースのマードック大学教授マイケル・バンス氏率いる研究チームは豪州、マダガスカルおよびニュージーランド等13か所で発見された絶滅した鳥類の卵殻化石のすでに乾燥した内膜からDNAを抽出した。この研究論文は英学術誌『英国王立協会紀要』に掲載されている。

 飛べない鳥モアはダチョウの遠縁で最高4メートルにまで成長した。18世紀末にニュージーランド原住民の狩猟により絶滅している。また、象鳥もモアやダチョウと同じ走鳥類で高さ3メートル、体重500キロにまで成長した。見た目の恐ろしさと反し、実は草食で1700年以前にマダガスカルがヨーロッパ人による植民地化していく中、絶滅した。

 研究員いわく、考古学と古生物学の領域にとって大きな意義のあることと話している。卵殻化石は世界各地で発見されてはいるものの、その内膜からDNAを抽出したのは初めて。それぞれの卵殻化石から抽出できたDNAはごくわずかで、250の塩基対に過ぎず、鳥類ゲノムの1パーセントにも満たないそうだ。使用した卵殻化石の中で最も古いものは約1万9千年前のものだった。

 これまでDNAの抽出は骨や保存されていた毛髪から採取されていた。今まで見落とされていた卵殻は弾力性を持ち、DNAを保護することができると証明された。DNA損傷の主要原因とされる酸素と水を効果的に遮断することが可能で、骨に比べ細菌も容易に侵入が出来ないそうだ。

(翻訳編集・市村)


 (10/03/15 05:00)  





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