THE EPOCH TIMES

ノーベル平和賞に対抗する中国「孔子平和賞」 2年連続で受賞者欠席

2011年12月12日 08時28分
 【大紀元日本12月12日】中国で監禁中の民主活動家がノーベル平和賞を受賞したことに抗議するために設立された中国「孔子平和賞」は、2年目となる今年も初年度同様、受賞者欠席のままで授賞式が行われた。受賞者からはコメントすら寄せられていない。

 2010年度のノーベル平和賞は、国家政権転覆罪で監禁中の作家・劉暁波氏に授与された。この授賞式の直前に、北京の大学教授らが「孔子平和賞」を設立した。

 今年の受賞者にはロシアのプーチン首相が選ばれ、9日、本人欠席のままで授賞式が行われ、ロシア人留学生とされる人物が代理で受賞した。組織委員会によると、ロシアに駐在する中国大使館または他ルートで、受賞トロフィーを首相に渡す予定。

 受賞の理由には、ロシアの大統領と首相の任期中の政治的貢献を挙げている。特に2011年上半期では、NATO軍のリビア空爆に強固に反対し、世界平和に卓越した貢献を捧げたという。

 審査委員を務める北京大学の孔慶東・教授は授賞スピーチとメディア取材で、プーチン首相を絶賛しながら、米国を痛烈に批判し、「米国はならず者国家で、強盗の国だ。米国は全世界の平和を壊した。米国が存在している限り我々の平和がない。世界各国の国民は立ち上がり、このならず者と闘争すべきだ」などと発言し、プーチン首相は平和を守ると評価。現代のノーベル平和賞は変質してしまい、平和に関連しない人に授与されていると非難した。

 第一回目の2010年度の受賞者は、台湾の中国国民党名誉主席(元中華民国副総統)の連戦氏。受賞理由は、連戦氏が中国と台湾の間の平和の架け橋となったこと。同氏が受賞を拒絶したため、受賞トロフィーと賞金10万元(約120万円)は氏とは関係のない少女が代理で受け取った。   

 (翻訳編集・叶子)


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