THE EPOCH TIMES

モネの画いた睡蓮

2012年07月21日 07時00分
【大紀元日本7月21日】蓮(ハス)も睡蓮(スイレン)も、この時期に咲きます。どちらも美しい花ですので、見て楽しめればいいのですが、一応、別物であることは知っておいてよいでしょう。

 如来像の台座の意匠など、お寺ではおなじみの蓮。でも、もともと仏教で言う蓮とは、睡蓮を指していたようです。

 日本各地に蓮の名所はたくさんありますが、「睡蓮の名所」はあまり聞かないですね。ちょっと分のわるい睡蓮ですが、遠いところに最強の味方がいました。フランス印象派を代表する画家、クロード・モネ(1840~1926)です。

 86年の生涯のなかで、モネは200点におよぶ連作『睡蓮』を残しています。

 淡い色合い、柔らかなタッチ。他の景物を排して、限りなく抽象にちかく画かれた水面と睡蓮。

 写実よりもイメージを重んじる印象派のなかで、モネの作風は、晩年の彼が白内障のためほとんど視力を失っていたことと関係があるらしいのですが、創作の意欲は、最後まで衰えなかったといいます。

 
(鳥飼)


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