東京の物価は世界トップ、北京は19位

【大紀元日本6月25日】米国に本社を持つ、マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング社(Mercer Human Resource Consulting/MHRC)は6月20日、2005年の世界でもっとも物価の高い都市が日本の東京と発表。調査結果によれば、香港は前回の5位から8位へ、北京は11位から19位へと転じ、上海が16位から30位に、大幅にランクが下がった。

MHRCの今回の調査結果では、2005年、世界でもっとも物価の高い都市の上位10位の中に、アジアから東京、大阪、ソウル、香港の4つの都市が占めているとし、中国の北京、上海がランク・ダウンし、昨年31位だった台北が29位へとわずかながらランク・アップしたと示した。

また、去年に続き東京が世界トップを占め、大阪は前年の4位から2位に、ソウルは7位から5位にランク・アップした。香港は逆に前年に比べ、3ランク・ダウンし、デンマークのコペンハーゲンと同様の8位を占める。

ヨーロッパにおいては、前年度2位を占めていたロンドンが、今年は3位に下がったものの、物価の高さは相変わらず一定の水準を維持しているとコメントした。そして、ヨーロッパの都市で、10位に入っているのがモスクワ(第4位)、ジュネーブ(第6位)、スイス(第7位)、オスロ(第10位)と発表された。

マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング(MHRC)は世界に於ける144の都市の物価を調査し、住宅、交通、食べ物、衣服、日用品、娯楽などを含む200余りに及ぶ項目を比較し、2005年の調査結果を発表した。ちなみに、トップを占めた東京の物価は最下位のパラグアイの首都アスンシオンの3倍以上である。