ミラノ・ファッション・ウィーク、痩せすぎモデル禁止に反対姿勢

痩せすぎのモデルと食事障害の論争が世間で注目される中、ミラノ・ファッション・ウィークは痩せ細ったモデルの禁止に反対する姿勢を見せている。

スペインのマドリードは今月、体重が一定の基準に満たない痩せすぎのモデルによるファッションショー出演を禁止したが、イタリア・ファッション業界の商業会議所のマリオ・ボセリ所長は26日、ロイターに対し、マドリードの例に倣う予定はないと述べた。

ボセリ氏はファッションショーの合間に電話で、痩せすぎと言えるかもしれないモデルは100人中ひとりしかいなかったため、規則を定める必要はないと語った。

地元メディアは、ミラノがモデルを守るために独自の規則を導入していると報じているが、ボセリ氏は、それらはイタリアの法律の一部であり、新しい規則でも、モデルの体重に関係するものでもないとしている。

同氏は「誤解があるようだ。我々は、未成年のモデルは健康証明書を持っていなければならなく、学校に通っていることを証明し、保護者の付き添いを必要とするイタリアの労働法に従っているだけ。ただし、これはモデルだけではなく、すべての未成年者が対象となっている」と語った。

[ミラノ 26日 ロイター]