忠犬「ハロー」のお使い=台湾屏東県

【大紀元日本8月22日】台湾屏東県の「ハロー」というが、最近ネット上で、「世界で最も賢い犬」として話題になっている。ハローはスーパーマーケットへホットドッグを買いに行くことができるし、檳榔(ガムの一種)屋を営む主人の代わりに、アイスボックスを開けてお客さんに檳榔を取り出してあげたりできるという。

台湾「聯合報」によると、この犬の主人は露天の檳榔屋を経営しており、客の多くがこの犬に注文を出す。犬がアイスボックスを開けて、檳榔を口に咥えてカウンターに取り出す熟練の模様を見て、客たちは興に入っている。

以前、この犬は「配達」までしていた。檳榔を入れた袋を口に咥えて配達し、客は代金をその袋に入れてくれるという。ただ、犬がもう少しで車に轢かれそうになったことがあり、それ以来、主人は配達はさせなくなったという。

ハローはよく、お金の入ったビニール袋を咥えて、近所のスーパーまで買い物に行く。スーパーの店員は、「袋の中にいくら入っているかで、何が欲しいのか分かります。10元だとガム、22元だとチーズ入りホットドッグです。飼い主が犬に缶詰を買ってやりたいときには、袋の中に「牛肉味」と書いたメモが入っています。なぜなら、ハローは鶏肉が苦手だからです」と述べている。

店員はさらに、「ハローはいい客です。人が多いときにはちゃんと並ぶし、自分の番になったら、前足をカウンターに乗せて、店員がお金を数えて商品を袋に入れる間、きちんと待っています。ハローも涼しいところがいいらしく、冷房の効いたスーパーでしばらく涼むことがあるのですが、犬の主人は、冷房に当たりすぎないように、早く帰ってくるよう、言い聞かせているようです」と述べた。

ネチズンは、ハローがスーパーにお使いに行ったり、檳榔売りを手伝っている写真を見て、「大したものだ」と驚いているという。

(看中国ネットより)

(翻訳・甘樫)