小野道風記念館~書道上達の町・春点xun_芬s~

蛙からひょいと悟って書き習い(古川柳)

【大紀元日本11月3日】書の上達は臨書に尽きると言われます。それでも思い半ばで挫折してしまいます。正月の書初めに一念発起する人は、是非「とうふうさん」の館を訪ねてみましょう。

「とうふうさん」で親しまれる書の町・春点xun_芬sは愛知県にあります。平安時代を代表する書家・小野道風がこの地で誕生したと、古くから信じられています。史実が本当かどうか、確かめるものは何もありません。それでもいっこうに構わないのだそうです。道風伝説が作り上げた物語りが、春点xun_芬sを書道振興の町に指名しました。

道風は中国の書聖・王義之(おうぎし)の書を臨書して、研鑽を重ねたと言われています。「とうふうさん」は素質に恵まれた人でしたが、それでも上達に行き詰って凡人のように途方に暮れることもあったようです。悶々とブルーな日々を過ごしていたある雨降る散歩道で・・・、柳にジャンプしてついに飛びついた蛙の姿をみて翻然と悟ったのです。「努力すれば成し遂げる事ができる」という確信が、上達のヒントと閃きでした。

春点xun_芬sは昭和24年から全国公募の「道風展」を開催して、書道振興の町の名を高らしめています。今年は地元・春点xun_芬s会場で10月下旬~11月上旬、それから会場を名古屋に移して11月上旬~中旬まで開催される予定です。書道上達の心変わりのヒントを「とうふうさん」が、ひょいと授けてくれます。

(鵬)