【神韻芸術】中国大陸の大学教授も絶賛、「中国の正統な文化を伝えている」

【大紀元日本1月2日】中国大陸からの大学教授は帰国前、友人と一緒にニューヨークでの「神韻芸術ホリデー・ワンダーズ」公演を鑑賞後、大紀元のインタビューを受けた。「本当の中国の正統文化、民族の芸術、中国人の本来の姿のすべてを公演の中に濃縮し、そして、欧米の人々に伝えた。幕が上がると同時に、遠く離れていた懐かしさが心の底からこみ上げてきた。本当に新唐人テレビに感謝したい」と熱く話した。

本物の中国文化を伝えていることに感謝

当該の教授は「公演は素晴らしかった。心温まる、楽しいものだった。それに比べ、中国中央テレビ(CCTV)の春節公演はひどいものだ」と述べた。

「一番感銘を受けた点は、米国人を初めとする西洋人に中国の本当の文化を伝えていることだ。何が中国の本当の文化であり、わたしたち中国人の芸術とは実際にどのようなものなのかを伝えてくれたことだ」。

「こうした点で、この公演はさらに豊かなものになっている。ステージの幕が上がった瞬間、遠く忘れかけていた懐かしさが心の底から沸いてきた」と公演を鑑賞できたことに感謝した。

「このような公演は、自由が保障されている国でしか創ることはできないだろう。中国本土で文化や芸術創作に従事する人々は、規則や規制で制限されているので、本当の創造性を育む環境はそこにはない。自由が束縛されていれば、創造力もなくなってしまう…今日、ニューヨークでこのような純正な中国文化を鑑賞できて、嬉しくまた、悲しい、複雑な気持ちだ」。

「それに対し、米国には、中国のような、自由がないことに伴う苦しみがない。わたしは、中国の社会体制の邪悪さを体験したことがあるから、そのことがよくわかる。中国共産党は近年変わったという人がいるが、その本質は全く変わっていない。私は中国の経済史を研究しており、この視点からみても全く変わっていない」と自らの体験を語った。

大多数の中国人は目覚め始めている

演目の「覚醒」について、教授は「現在の中国人の大半、特に知識人らは中国社会に対し、自分なりに考え始めた。以前はこざかしく保身を図り、共産党の言いなりになっていたが、勇気を持って、真実を話す人が増えてきた。思想統制が厳しい環境の中で、誰もが被害者でありながら、いい人になり、人間として正しく生きていくのはとても難しいことだ。良心を持つ人は精神的に本当につらい」と語った。「市場経済には、民主的な社会環境が不可欠で、健全な社会、創造力が発揮できる社会には必ず必要とされるものだ。現在の中国は一党独裁で、本当の意味の市場経済と遠くかけ離れている。経済研究からみてもとても皮肉な現象を生み出している」と指摘した。

人は尊厳を持って生きるべきだ

中国共産党を脱退している中国人が激増していることについて、教授は歓喜の笑い声を上げ、自らも脱退を宣言した。中国共産党が崩壊すれば、中国は大混乱に陥ると懸念する人々がいるが、教授は全く心配することではないと考えているようだ。

「中国人はどの時代に生きているのだろうか。このように考える人々は、なぜ、そのような時代錯誤の考え方をし続けるのだろうか。百年前、中国はすでに、中華民国の国父・孫中山先生(1866-1925)の下で、民主社会になった。13億人の人々が、創造性に向けて真価を発揮すれば、大きな力になるだろう。しかし、現在の体制では、創造性が骨抜きにされている。国民の創造的な活動を大きな問題と考えるべきではないのだ」。

「人類は、尊厳を持たなければならない。しかし、中国共産党の体制下では、トップの高官でさえも、屈辱的な生活を強いられている。わたしは多くの高官を知っているが、上司にこびへつらって生きている―そのような体制ではだれも尊厳など持てない。このような独裁的な体制を変えなければ中国に希望はない」。

米国で見たことをすべて友人らに伝える

「中国本土では、大学教授の生活というものは、全く生気にかけている。大学の職員会議では、同僚の多くは口を閉ざし、頭を垂れて黙っているだけだ。しかし、学生に強い影響力のある教員もいて、その学生らは中国共産党の加入を拒否している。こうした教員は模範となり、学生たちに刻苦勉励するよう励ましており、その多くは卒業試験に合格している。つまり、社会を良くしていこうと努力している人はたくさんいるということだ。抗した人々の中には、共産党の幹部と会う機会を持ち、本当に、有益な情報を伝えていることも知っている」。

「中国に帰ったら、米国で見たことをすべて友人らに伝える。大学で教えているので、教育者として、もう二度と学生にこうした間違いを伝えることはしない」。