【神韻芸術】「古典がルーツなのに、非常にモダン」=メディア系シンクタンク会長

【大紀元日本2月13日】中国の伝統文化の復興をテーマにした神韻芸術祭日本公演が2月12日、東京・新宿の厚生年金会館大ホールで幕を開けた。雨模様のあいにくの天気だったが、場内には、優雅な女性陣の舞いに春の草花の芳しい香が漂い、観客らは、躍動感あふれる男性陣の演技から真夏の熱波を感じ、勇ましい太鼓の演奏に不屈の精神を見た。世界ツアー公演のアジア太平洋地区のトップを飾る本公演は、すでに世界各地で高い評価を受けたとあって、その完成度の高さと斬新な演出に観客は圧倒されたようだ。

日本経済新聞社のシンクタンク・日本経済研究センターの小島明会長(日経新聞顧問)は、瑞子夫人と公演を鑑賞した。

公演の感想を聞くと「すばらしい!」の一言に尽きるといった様子。京劇を観劇した経験はあるが、それと比較しても「古典と伝統を守っている」という印象を得たという。

中国の文化は唐の時代に最盛期を迎えたことから、本公演では唐時代の壮大さ、勇壮さをモチーフにした演目が多い。日本文化も唐時代の影響を多く受けている。小島会長も前半最後の演目『大唐の鼓吏』を見て、「太鼓の原点も唐の時代からきているのが実感できた」という。

また、美しい衣装をまとった女性たちの演舞から「女性の表現、感情の細やかさ、自然との調和は、東洋にしかないもの、文化として具体的な形であらわれているのが、印象的だった」と話した。

本公演の舞台演出は、デジタル技術を駆使したリアルなバックスクリーン(背景幕)に定評があり、日本はもちろんのこと世界にも類をみない。小島会長も「バックスクリーンは見事だ。斬新な演出だ」と絶賛した。

主演の神韻ニューヨーク巡回芸術団は、その名の通り米国ニューヨークで誕生した。小島会長は「在外の中国人だからこそ、逆に伝統を大切にしたくなる」として、同芸術団の純粋な演出を評価した。

中国大陸では真の伝統文化は失われてしまったことから、同芸術団は、伝統文化の復興をテーマにしている。小島会長は、中国現代史の不幸な時代に理解を示しながら、「文化大革命などで、中国の伝統文化は苦難の時代があった。この公演を上海や北京の中国人がみたらどう思うか、興味深い」と語った。

公演で使われた音楽は、中国の伝統的な音律に西洋音楽の幅の広さが加味され、洗練された印象を与えている。小島会長も「古典をルーツにしているのに、非常にモダンな感じがした」と感想を述べた。

「お年寄りから子どもまで楽しく見れる公演でとてもいい雰囲気。旧正月にはふさわしい公演」と笑顔で語った。

また、同伴した瑞子夫人は、「すばらしい、夢心地です。洗練されていた。すべてがよかった。女性は限りなく美しく、男性はたくましい…見応えがあった。ファンタスティック!」と絶賛した。

(記者・月川)