【神韻芸術】善の大切さを知った=名古屋の高校生

【大紀元日本2月17日】神韻芸術祭名古屋公演は17日、初公演の幕を開けた。雪がちらつく天気とは対照的に、出演者の熱演と、それに応える観客の拍手で場内は熱気がみなぎっていた。神韻の芸術は、大人だけでなく、若者の心の琴線にも触れた。

高校生の伊藤美妃さん(右)と、母親の裕加子さん(大紀元)

名古屋市在住の高校生、伊藤美妃さんは、母親の裕加子さんとともに公演を鑑賞した。

美妃さんが街頭でチラシをもらったのがきっかけだが、以前から中国舞踊に興味があった。公演を見終わった美妃さんは、感動の余韻冷めやらぬ様子で「背景幕など舞台全体を使い、日本の舞台と違い進行が早いのが印象的だった」と感想を述べた。

最初は、民族舞踊のイメージが強かったが、公演を見て一変した。「舞踊は優雅で、扇子などの使い方が美しかった」という。

特に、印象深かった演目は『念が佛縁を結ぶ』。道徳が滑落した現代の風潮に流されて生きる若者二人が、善の心と仏性に触れたことで、信仰を持つことの大切さを実感して精進するストーリー。その演目を見て「中国の人々は、縁とか神様を大事にしているという印象を得ました」という。また、同じ世代の若者として、鋭い指摘を受けたような感じがしたという。

公演全体に共通しているのが善、すべてが善につながっているというテーマがよく伝わってきたという。「善は大切だと思った」としみじみと話した。

高校では、合唱をやっている美妃さんは、神韻の歌声にも敏感に反応した。「ソプラノは高い音も美しく、バリトンは低い音が本当にきれいだった。最後のテノールは迫力満点だあった」と感想を語った。

母親の裕加子さんは、モンゴルの女性の舞い『椀踊り』が一番印象に残ったという。

(記者・佐藤)