【神韻芸術】さわやかカップル、夫人「中国人として誇りに思う」

【大紀元日本2月18日】17日、神韻芸術団名古屋公演の昼の部が終了した直後の場内。周りの観客がみな席を立って出口に向かった後、最後におもむろに立ち上がって席を離れようとする若いカップルがいた。物静かな様子が印象的だったので、インタビューをお願いしたところ、快く引き受けてくれた。

自動車メーカーに勤めているという男性・宇佐見さんが一番印象に残った演目は、前半の部最後の太鼓の演奏(大唐の鼓吏)で、「結構女性の静かな舞踊が多かった中で、太鼓の音が体に響き、心地よかった」という。

一方、中国の蘇州出身で、5年前に来日したという宇佐見夫人は、オープニングの『萬王が世に下る』が、「純粋で中国の文明のすばらしさが深く感じられるのでよかった」とした上で、「自分は中国人なので、このようなすばらしい公演があって、誇りに思う。いい文化をこのまま保つことができればいいし、そのためにはみんなが正義を持たなければならないと思う」と穏やかながらもしっかりした口調で語った。

中国の伝統文化に関心があるという夫人は、「今日はお碗を頭に載せて踊るモンゴルの舞踊(頂碗舞)や、厚底靴を履いて上品に歩を進める女性の踊り(満州族の踊り)があった。これらは、以前本で見たことはあったが、実際にそれを見るのは初めてで、清朝時代の纏足の女性はああいう風にして歩いていたんだということがよくわかった」と新鮮な感想を語ってくれた。

夫人はまた、若いダンサーの熟練した技に、「モンゴルの踊りは、一生懸命練習しなければ、お碗を頭に載せてあんなに上手に踊ることはできなかったと思う。それと、ハンカチの舞踊(迎春花咲く)もとてもきれいで上手だった」とひとしきり感心していた。

一年前の春節まつりのときに薦められて以来、毎週『大紀元時報』を読んでおり、今日の公演もその新聞で知ってぜひ観たいと思っていたという夫人は、ご主人と声をそろえて、「来年もあれば、もう一度ぜひ観に来たい」と話してくれた。

すくっと背筋を伸ばし、澄んだ目で物静かに語る夫人と、それを温かく見守りながらも、日本語に困ったときにはやさしくフォローするご主人。とてもさわやかで好感の持てるカップルであった。

(記者・瀬戸)