【草木染めの植物】白木蓮(ハクモクレン)

【大紀元日本4月7日】中国原産のもくれん科落葉高木で、庭・公園にも多く植えられています。早春、葉に先立って白い大きなが咲き、芳香があります。似た花で、同じく先に白い花が咲くものに辛夷(コブシ)、葉が出てから紫色の花が咲く紫木蓮(シモクレン)があります。開花時期は少しずつ異なり、蕾の大きさ・形状にも特徴があります。

生薬は、辛夷(シンイ)といい、ハクモクレンの花蕾が使用されます。日本産はコブシやタムシバに由来しますが、近年市場性はありません。肺に働き鼻竅を通じさせるので鼻水や風邪による頭痛に適しています。用量は一日量3~9gで煎服します。

花後に剪定した緑葉を煎じて染液とします。煮染し媒染して、黄茶色を染めます。アルミ媒染では黄味が強く出ます。平安時代の昔よりすでに、染めに利用されていたようです。

白木蓮(蕾)(撮影=大紀元、2008年3月)

(文・ハナビシソウ)