【大紀元日本8月11日】先ごろ、英国動物園では今年生まれた6匹の白ライオン赤ちゃんを初公開し、多くの客を引き寄せている。

英国ウスターシャー州のウェストミッドランドサファリパークでは最近、今年新たに生まれた6匹の白ライオンの赤ちゃんをお披露目した。この赤ちゃんは2匹の母親から期間を置かずに生まれたという。

今年4月6日、まず2匹のオスが生まれ、その後5月2日もう一頭の母親からオス3匹、メス1匹が生まれた。同園の話ではこれらの白ライオンは普通のライオンの「白子」ではなく、正常で、南アのある200平方キロメートルの範囲内だけにいる特殊な種類であるという。

同園では04年に4頭の白ライオンを迎えて以来、今では頭数が19頭にまで増加し、世界の白ライオン人工飼育環境中、最も数が多い場所となった。

現在、世界には約300頭の白ライオンが存在し、その全てが人工飼育環境下にあり、野生の白ライオンは12年前に絶滅している。

彼らの白い毛は野生環境では身を隠すことが難しい。このため獲物を捕ることが難しく普通のライオンよりも生存が難しくなる。この他、多くの人は白ライオンを珍しい獲物としているうえ、彼らの白い姿がハンターに発見され易かったことから野生環境下での絶滅につながったと考えられる。

白ライオンは極めて数が少なく、伝説の中では数百年に一度誕生し、不思議な力を持つと伝えられ彼らを見た人は非常に喜んだという。

ウェストミッドランドサファリパークは1973年に設立、白ライオン以外にも園内では世界で最も多いホワイトタイガーやそのほか600種以上の珍しい動物が飼育されている。

英国以外にも今年7月、ドイツのハンブルグ動物園で3匹の白ライオンの赤ちゃんが誕生しているそうだ。

(翻訳・坂本)