正統文化を伝える使者(下)

【大紀元日本8月19日】

神韻公演から新唐人の実力を見る

新唐人をよく知らない読者は、こう尋ねるかもしれない。「新唐人のどこに、一連のグローバルコンテストを行う力があるのか」

文化的な公演を例に挙げよう。新唐人は、2004年から毎年、中国の新年(春節)に合わせて、「全世界華人新年祝賀祭」を行い、世界中の華人から好評を得てきた。特に、2007年に「神韻芸術団」が設立されてからは、2007年、2008年の公演は規模、内容共に格段のレベルアップが見られ、国際演芸界の驚くべきスターとなった。それに伴って、神韻芸術団も国際的に一流の芸術団となったのである。

2007年12月のクリスマス公演を終えると、神韻芸術団は二手に分かれ、アジアとヨーロッパで同時に141日間に及ぶ巡回公演を行った。66都市で215回に及ぶ公演を行い、60万人を超す観客を動員した。これは空前の規模であり、世界中を風靡したと言える。

2008年の中国の新年前夜、ニューヨークのラジオ・シティホールで行われた神韻公演は、大成功を収め、場内は称賛の拍手に包まれた。(大紀元)

神韻公演は、各地の芸術界、教育界、政財界ならびに一般市民の好評を博した。多くの観客が感動し、「これまで見た中で最高の公演だ」と語り、涙を流した。

神韻公演は多くの観客に感動を与えた。(大紀元)

「中国最後の大右派」と呼ばれ、幼いときから文芸活動に従事してきた林希翎氏は、神韻公演を4回見た。彼女は感動のあまり目に涙を浮かべながら、こう語った。

「とめどなく流れる涙が魂の傷を癒し、心の怨恨を消し去り、生命の最も美しい要素である慈悲と寛容を蘇らせ、心の隙間を埋めてくれる。神韻は、悲しく苦しかった私の人生に再び光明を灯してくれた」

「私は、慈悲深い神が、晩年を迎えた私に、これほどに美しくすばらしい神韻公演を鑑賞し、真理を探求する機会を与えてくださったことに感謝する」

2007年12月24日の神韻公演を鑑賞した林希翎氏(撮影=戴兵/大紀元)

仏教芸術の発揚者「神韻は神の芸術」

神韻公演を鑑賞した後、インタビューに応える法匀法師(大紀元)

台湾の仏教芸術を国際舞台に紹介することに成功した法匀法師は、神韻公演を続けて11回観た後、感慨深げにメディアに、「神韻は、とても穏やかでピュアな公演で、後にも先にもこれに勝るものはない」と語った。

「神韻の表面的な芸術形式から言っても、この公演は他に超えるものがない。全体のデザイン、オーケストラ、舞踊、衣装、バックスクリーン、ライト、どれをとっても完璧だ」

「この音楽は、これまでに聞いたことのない『天音』だ。楽譜と楽器の組み合わせを書きとめようと思ったが、まるで数百の楽器のオーケストラのようで、書き留めることはできなかった。音楽がわかる人なら、この音楽はとても不思議だと感じるだろう」

「神韻のダンサーの一挙手一投足や微笑から見て、この世の一流のダンサーでも、これほどしなやかでこれほどピュアな清らかさを表現することはできない。これは全く、この世の舞踊ではない。神以外にこれほどのレベルで踊れる人はいないだろう」

「公演では、様々な王朝、地域、民族の衣装が使われていたが、あれらはどのようにデザインし、作られたのだろうか。透き通るようで、鮮やかで、柔らかく、穏やかで、正に天衣無縫であった。舞台デザイン、音楽、舞踊ともぴったりマッチしていた」

世界的に著名なヴァイオリニストのEric Shumsky氏「これまで世界各地を回ってきたが、神韻の音楽には非常に感動した」(大紀元)

神韻は行く先々で、政界から多くの称賛が寄せられ、社会に大きな反響を起こした。神韻公演は、華人の文化的な誇りを呼び覚まし、同時に、国際社会に、中国の正統文化を理解したいという強い願望を引き起こした。多くのメディアが次のように言う。

「天を敬い、善を行い、敬虔で誠実な伝統文化の精髄が消えつつある現代社会において、神韻は一陣の春風のように、迷いの中にある世界に春をもたらした」

神韻芸術団の「鼓韻」(大紀元)

新唐人テレビ局は、神韻芸術団の主要な支持者であり、協力者だ。人々は、神韻の大成功から、新唐人が一貫して中華の伝統文化を発揚しようとしてきた先見の明と、地に足の付いた探求の精神が見て取れる。そのような新唐人が主催するグローバルコンテストである。十分に期待できる。

(完)