「困難なときこそ、希望と善が必要」-カナダ政府幹部が語る

【大紀元日本1月7日】世界ツアーを展開中の神韻ニューヨーク芸術団は、2009年1月3日、オタワナショナルアートセンターで二回目の公演を行った。カナダの政治機関が集中する同市だけあって、多くの政府関係者や職員が公演を鑑賞。連邦政府の政策管理という要職に就くワルツさんは公演のテーマである希望に深い感銘を受けていた。

奥さんと公演を鑑賞したワルツさんは、公演後のインタビューで「テノール歌手の歌声は今でも心に響いています。踊り『威厳と慈悲』も印象的でした。踊りのメッセージである慈悲と威厳にとても共感を覚えました」と感想を述べた。

『威厳と慈悲』は法輪功修煉者を迫害する中国大陸の牢獄を舞台にした踊りである。修煉者を拷問した警官がうとうとすると、他の空間の護法の神が彼の犯した罪の償いとして彼の命を取りにきた。すでに菩薩の位についた大法弟子は慈悲深く彼を救い、大法弟子への迫害に加担することによる恐ろしい終末を教えた。すべてを理解した警官は自分の所業を悔い改め、大法弟子を釈放し、許しを乞う。

人間にとって富や物質ではなく、人と人との調和と善良さこそが大切という重要なメッセージを、ワルツさんは公演から受け取ったという。新年を迎えるにあたって、これは非常に意義深いメッセージであり、「神韻芸術団に感謝します」と述べた。

また、「金融不安が全世界を襲う今日、この公演は人々にこれまでの生き方を見直す機会を与えてくれます。舞台の伝える善と希望は、今の時世にタイムリーなものです。困難な時期こそ人々に何が重要なのかを考えさせてくれたと思います」と公演を高く評価した。

さらに、「公演はある種の価値観を人々に伝えました。中国文化という表面に留まらず、中国文化の精神面の内包を表現する舞台でした。優しくて穏やかな気持ちに浸った、心地よいひとときでした。さらに、オーケストラのレベルの高さに驚きました。完璧としか言いようがありません」と最大の賛辞を送った。

ワルツさんの奥さんは舞台の鮮やかな色に目を奪われ、「歌にしても、踊りにしても、すべて一流です。特に二人の司会者の絶妙なトークと二種類の言語を流暢に操る高い言語能力に感心しました。芸術団員の多くが中国系であることも特徴の一つだと思います」と心から公演を楽しんだ様子だった。

神韻芸術団の公演は2月11日に日本に上陸。その後、東京、名古屋、大阪、広島を巡回公演の予定。チケットのお買い求めは03-6380-6131まで。詳しくは、日本公演公式HPまで。

(翻訳編集・高遠)