「心を癒してくれた」 在日中国人、神韻公演に感激

【大紀元日本3月12日】来日中の神韻芸術団の公演は、中国の伝統舞踊・伝統文化を1つの舞台に凝縮し、1つの舞台を通し、中国文化の真髄を、芸術家たちの精錬された歌や踊りなどで表現している。芸術も政治のために働くという中国大陸で育った多くの在日中国人にとって、中国の文化を純粋に再現する神韻のステージは実はとても新鮮で、興味深い、そして今、在日中国人の間で大きな反響を呼んでいる。

7日昼、東京五反田「ゆうぽうとホール」の神韻東京公演に駆けつけた張さんもその中の1人である。語学教師を務める張さんはこの日は仕事のために公演に遅れ、鑑賞できたのは公演の後半からだった。

「前半を見逃してしまい本当に残念だった」と張さんは鑑賞後に悔しそうに話す。「開始時間には遅れてしまったが、今日公演が見られたことは本当にうれしい。心を癒してくれた。こんなにたくさんの若い世代の優秀なダンサーたちが、中国の伝統文化を世界中に広げることはなんと素晴らしいことでしょう。隣の席の日本の方も一緒に拍手をして、喜んでいました。中国人として非常に誇りに思い、胸を張れます」

舞台に感動し、感慨深げに話す張さんに一番印象に残った演目についても伺った。

「舞踊は全体的に素晴らしかった。特に『白雲の仙女』の舞台は実に美しかった。白雲の間を舞い踊る仙女たちの踊りは伸びやかで、優雅で、淡い水色と白の配色も絶妙で、見ている人は心が洗われ、癒されていく感じがした。なんだか天上の船に乗ったようにうっとりとしてしまった」

特にリードダンサーの踊りに感心した張さんは、「リードダンサーの踊りは本当に一流だった。すべてが自然で体に刻まれたようで、どこまでも美しかった。私はただ、ため息をもらすばかりでした」と絶賛した。

舞踊以外にも二胡の演奏にも感動した張さんは、「二胡の独特な切ない音色で、自分の過去や中国の歴史までも記憶を呼び戻された感じがした」と二胡の余韻に浸りながら語った。

「いろいろなステージを見たことがあるが、神韻には独特なものを感じた。東洋と西洋の楽器のコンビネーション、東洋人と西洋人の司会のコンビネーション、さらに、司会者と観衆のコンビネーション、その一体感がすごく良かった」。語学教師でもある張さんは、神韻を既に生徒さんたちに紹介したという。

「先日ダンスを専門とする生徒さんが神韻を鑑賞し、すごくよかったと言っていた。私の生徒には大陸から来ている人たちも多く、彼らに神韻の芸術としての美しさ、そして文化としての奥深さを今後も伝えて行きたい」と語った。

※神韻芸術団は、今日広島で昼と夜の2公演を行った後、15日に福岡、17日に西宮で公演を行う予定になっている。

くわしくは、日本公演サイトまで。

(記者・趙莫迦、翻訳編集・張YH)