恒星の爆発、「宇宙の銃弾」が発射

【大紀元日本6月9日】アメリカ航空宇宙局(NASA)のウェブサイトは1日、大マゼラン雲にある超新星N49が爆発した後の画像を公開した。NASAのチャンドラX線天文台からの観測によると、爆発した恒星の残骸から銃弾のような形状の物体が発射されたという。

「宇宙の銃弾画像」を撮影するため、ペンシルベニア州大学の研究グループはチャンドラX線天文台からN49超新星を30時間以上観察したという。

一つの恒星が死んで突然明るくなった時、その星体は超新星とよばれる。超新星の誕生は、一般的に大型の恒星の内核が新しいエネルギーを生むことを停止し、自身の重力が発生する巨大な引力で全体の星体が中心に向って崩壊し縮小すること。それによって起きる激しい爆発が超新星である。

チャンドラX線天文台が撮影した画像から、N49はおよそ5000年前に誕生し、爆発した時のエネルギーは普通の超新星の約2倍だったと推定されている。

(翻訳編集・盛徳)