流行語で読み取る激変の中国(40)

【大紀元日本6月23日】中国の伝統文化には、宇宙の中の万物はいずれも陰と陽から構成されるという思想がある。そのため、あらゆるものは陰または陽の属性を帯びており、それぞれの特徴を呈しているのである。天と地、昼と夜などと同じように、人間も男性と女性が対立して存在し、それぞれが異なる性向を表している。むろん、陰と陽は対立しつつも、また統一されるものでもある。

順口流男女相違の定律」は、いかにも現代中国的だ。同時代の男女の相違点が「定律」として浮き彫りにされている。

《男女有別定律》           「男女相違の定律」
男人愛上女人会作詩,        男は女を好きになればよく作詩するが、
女人愛上男人会做夢。        女は男を好きになればよく夢を見るものだ。
女人対男人往往朝思暮想,      女は男に対し往々にして朝な夕な思い

                       慕うが、
男人対女人往往朝秦暮楚。      男は女に対し往々にして移り気的である。
女人看家本領是撒嬌,        女は甘えることが得意だが、
男人拿手好劇是撒謊。        男はうそをつくことが得意だ。
女人吻男人算是一種幸福,      女は男にキスすることを幸福とするが、
男人吻女人算是一種口福。      男は女にキスすることを幸運に

                       ありついたと思う。
当女人走投無路時她会和一個男人結婚,女は行き詰れば男と結婚するが、
当男人走投無路時一個女人会和他離婚。男は行き詰れば女から離婚される。
做情人的時候女人会譲男人心疼,   恋愛中は、女は男に心から可愛がられる

                        が、
做妻子的時候女人会譲男人頭疼。   妻となれば、女は男の頭を痛めさせるの

                        だ。