【ぶらり散歩道】ー熊本篇ー 玉名市・横島

【大紀元日本9月12日】干拓で国土を拡大したオランダには、「世界は神が創りたもうたが、オランダはオランダ人がつくった」という言葉があります。

私はその言葉の後に「そして横島は肥後国人が創った」と付け加えたいと思います。

田園地帯が広々とひろがる玉名市・横島には、小高い丘という感じの標高55.7mの横島山がどこからでも見えます。この横島山はその昔、有明海に浮かぶ孤島でした。周辺に広がる田園地帯は海の底だったのです。

干拓事業は加藤清正時代から始まり、1960年代まで続けられました。明治以降に造られた石積み堤防や桶門なども残り、国指定の重要文化財となっています。

 

歴史を感じさせる桶門

有明海と堤防 現在の田園地帯も昔はこのような風景だったのだろうか

横島山の山頂は公園になっている

横島山から有明方面をみる 干拓前は海の底だったとは想像できない 

田園地帯からみた横島山 この道路も田園地帯もかつては海の底だった

(文/写真・佐吉)