大紀元時報

妹の誕生までガンと闘った9歳の少年

2019年05月16日 08時22分
NTDTV
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2016年の夏、ベイリーは体に異変を感じはじめました。医者からは単なる「カゼ」であると告げられました。しかし、ベイリーの体調は日に日に悪くなる一方です。

最終的に両親は悪夢のような病名を告げられました…。

「非ホジキンリンパ腫」という病気でした。化学療法と放射線治療が早速始まりました。そして2017年の初め、ガンは消えたように見えました。

「医者からはガンの兆候が見えなくなったと言われました」とベイリーの父親が言いました。

ベイリーは再び元気を取り戻し、普通の子どものように幸せで楽しい日々を過ごしていました。しかし復活祭の日、病院から電話がかかってきました。病気が再発したため、治療を続けないといけないとのとのことでした。

すでに末期ガンでガン細胞は肝臓と肺、胃にまで転移していたのです。

少年の小さな体で治療に耐えるのはあまりにも苦しいことでした。「余命は数日だけ」と医者から告げられました。

一方、ベイリーには願い事がひとつありました。それは、妹が生まれる日まで生き延びることでした。

強い鎮痛剤を投与され、病状は悪化し続けました。残された時間を楽しく過ごさせよう家族は最善を尽くしました。

そして、ベイリーはやってのけました。妹の誕生の日を迎えることができ、名前もつけてあげました。

小さな妹のために、着替えさせてあげました。そして歌を歌ってあげました。

クリスマス・イブの日、ベイリーの命が尽きる時が来たのを家族は感じ取りました。

病院に行く直前、ベイリーが言いました。「もっと居たいけど、もう行く時が来たね。妹の守護天使になる時間だよ」

家族が見守るなか、少しでも長く生きようと、ベイリーは頑張り続けました。

「もう行く時間だよ ベイリー。もういいのよ」

「『もういいのよ』と言ったその瞬間、ベイリーは息を引き取りました。そして、ベイリーの目から一筋の涙がこぼれ落ちました。安らかな瞬間でした。ベイリーのために、元気に生き続けなきゃ」と母親は言います。

「最後の家族会議の時、ベイリーがこう言いました」

「20分以上 泣いちゃだめ。妹のことをたのむね」と。

愛しいベイリーへ
今日、あなたのことを考えたの。変わったことは何もないわ。昨日もあなたのことを考えたし、その前も同じよ。

静かにあなたのことを考え、よくあなたの名前を呼ぶの。

今、私たちに残っているのは記憶とフレームの中の写真だけ。あなたへの記憶は私たちの形見で、ずっと一緒にいるよ。

神様があなたを連れて行ったけど、私たちの心の中にずっと生きているのよ。

ベイリー、安らかにお休みなさい。そして 天使になって、また戻っておいで。

(エポック・メディア・グループ新唐人より転載)

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