あのハリウッドスター、写真撮影で女性に触れず 称賛の嵐

どうして多くの人がキアヌリーブスのことを好きなのだろう?熱血漢なのにクールな表情に加え、「マトリックス」や「スピード」、「ジョン・ウィック」に出てくる彼の寛大さと思いやりのある性格が大好きなようだ。また、謙虚なスーパースターはこっそり子ども病院に資金支援している。

映画の外では多くの苦難が起こり悲劇的な人生を送っているこの54歳の俳優には、称賛されるべきもう一つの理由がある。みんなが大好きな俳優は最近、写真の中で、女性に触らないようにしていることで「上品な王様」として称賛されているのだ。

(©Getty Images | Jason Merritt)

ファンのケモイ・リンジーさんは、6月9日に「ジョン・ウィック:第3章―パラベラム」のスターのこの素敵な特徴をツイートした。彼女は、何枚かの写真を並べて「キアヌにはチャンスがないわ(笑)」と書いた。

それらの写真には、ファンや国民的スターのドリー・パートンの腰に手を回すのではなく、明らかに身体接触を避け、空中で手を開いたまま、もしくは手をポケットに入れたままのキアヌが写っていた。まさしく、これが紳士の姿である。

そのツイートは39万3000いいね!と8万2000件以上のシェアで大規模ウイルスのように拡散し、キアヌはその品のあるポーズで尊敬されるようになった。

ファンはキアヌの並外れた紳士的なジェスチャーに多くのコメントを寄せた。「正直、最後に残ったヒーローだわ」と、あるファンはコメントした。

「チャンスを取らないことじゃないの」「思いやりがあって礼儀正しいキアヌの確かな人柄なのよ」といったコメントもある。
3人目は「彼は思いやりがあるわ。触られても気にしない女性なんていない。こうするべきよ。キアヌは私たちみんなに気付きを与えてくれているわ」と同意した。
また、別の人は「理論的には、写真を一緒に撮ることをお願いした誰かを抱きしめることは失礼だとは思わない。だけど、個人的なパーソナルスペースを尊重して静止することを選ぶのは思いやりがあって賢い」と述べた。

熱狂的なファンは「私がキアヌ・リーブスが大好きな123万4765個の理由の中の1つよ」と書いている。
「私は上品な王様であるあなたを熱狂的に支持しているわ、キアヌ」と褒めている人もいる。

しかし、称賛コメントばかりではなく、キアヌは『Me Too』ムーブメントの中で起こっている不適切な告発を避けるために安全策をとっているだけだとする意見もある。
「彼は今やハグするだけで訴えられるかもしれない性的暴力罪に捕まらないようにしている」とある人は書いた。

あるアジア人のファンは、「これは『マナーハンド』と呼ばれ、世界中(多くのアジア諸国)の男性が行っていることよ」と言った。
その通り!古風な憧れの的の女性への敬意の表し方は、もしかしたら彼のアジアの血筋かもしれない。

キアヌはアジア人のルーツを持っている。2013年、フィリピンの新聞『Philippine Daily Inquirer』で彼は「私の祖母は中国人とハワイ人のハーフです。だから私は中国の芸術、家具、料理に囲まれて育ちました」と話した。

礼儀正しいキアヌは、女性向けの米ライフスタイル誌『ESSENCE』でのインタビューで、「私が得た機会や今やっている仕事はある意味で楽しませることができ、教えるとは言いたくないが、そこから何かの価値が生まれるかもしれない、と望んでいる」と語った。

伝統的な中国の文化、また伝統的な韓国の文化でも、性別の違う人同士の体のふれあいは近い親族に限られていた。古代中国では、男性と女性の関係における純潔は美徳と考えられていた。

そのままでいて、キアヌ・リーブス!私たちは品のあるあなたが大好きよ!

©Getty Images | Matt Winkelmeyer

大紀元ウェブ編集部