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「口は災いの元」余計な一言が生んだ災難
2019年06月22日 11時16分

むかし、ひとりの老人が、隣人が泥棒だという噂を広げました。その結果、ひとりの若者が捕えられました。
数日後、若者の潔白は証明され、釈放されると老人を訴えました。法廷で老人は判事に「ただの噂話ですよ。誰も傷つけたわけじゃない」と言いました。
それを聞いた判事は「あなたが彼について噂したことをすべて紙に書きなさい」と言いました。
「その紙を切り刻んで、家に帰る途中、車の窓から投げ捨てなさい。そして明日、判決を聞きに戻って来なさい」。
翌日、判事は老人に言いました。「判決を受ける前に投げ捨てた紙片をすべて拾って来なさい」。
老人は言いました「そんなことできっこないさ!風が吹き飛ばしてしまったからね。どこへ行ったかわかるもんか」。
それを聞いた判事が言いました。「同じことですよ。ただの噂話が広がって、他人の名誉を回復できないほど傷つけることもあります」。
他人を誉めるのでなければ、口をつぐむことです。言葉の奴隷にならないように自分の口の主人になりましょう。
噂は泥棒よりも悪いのです。人の威厳、名誉、評判、信用のすべてを奪ってしまうのですから。
あなたの足がすべってもバランスを取り戻せますが、口がすべると言葉を取り戻すことはできないのです。
※エポック・メディア・グループ/NTDTVから転載
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