大紀元時報

三猿から智慧を学ぼう

2019年06月27日 22時44分
世界的に有名な日光東照宮の三猿像(Wikimedia Commons / Jakub Hałun CC BY-SA 4.0)
世界的に有名な日光東照宮の三猿像(Wikimedia Commons / Jakub Hałun CC BY-SA 4.0)

日本でよく知られている目、耳、口を両手で塞いでいる三猿は、現在、スマートフォンの絵文字として使用されるほど、すっかり市民権を得ており、世界中の人々に愛用されるようになりました。

この三匹の可愛らしいお猿さんはただものではありません。彼らの目、耳、口を隠している意匠には、「見ざる、聞かざる、言わざる」という叡智を示しているとされています。

「見ざる、聞かざる、言わざる」は、中国の思想家・孔子(紀元前552~479年)の『論語』の中の「非礼勿視、非礼勿聴、非礼勿言、 非礼勿動」と言う言葉に由来すると言われています。

日本語にすると、「礼節に背くことに注目してはいけません、礼節に背くことに耳を傾けてはいけません、礼節に背くことを言ってはいけません、礼節に背くことを行なってはいけません」という意味になりますが、この教えが、8世紀頃に天台宗の留学僧を経由して日本に伝わり、これに、語呂合わせとしての「猿」が付き、見ざる→見猿となったと言われています。

世界的にも有名な日光東照宮の欄間に彫刻された『見猿(ざる)、聞か猿(ざる)、言わ猿(ざる)』の三猿は論語の中のこの言葉をモチーフにしたものだと考えられています。

(文・一心)※看中国から転載

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