大紀元時報
障がいのある弟と一緒にトライアスロンに挑戦

障がいの弟と一緒にトライアスロンに挑戦する8才男児「弟の笑顔が一番のご褒美」

2019年07月03日 18時06分
(Photo by Pablo Blazquez Dominguez/Getty Images for IRONMAN)
(Photo by Pablo Blazquez Dominguez/Getty Images for IRONMAN)

2014年7月、アイダホ州の少年ノア・アルドリッチ君(8)が、脳滑症という重度の脳障がいを持つ弟ルーカス君(6)を乗せた車椅子を引き、またときに押しながらトライアスロンを完走した。このことは大きく取り上げられた。

ルーカス君が脳滑症と診断されたのはまだ生後3ヶ月のころだった。「ルーカスは歩くことも話すことも出来ないの。でも、彼ほど人と一緒に何かすることが大好きな子どもはいないわ。ノアも弟のことをなにより大切に思っている。彼ら兄弟の仲の良さは特別。そばで見ていても信じられないくらいよ」と母親のアリッサ・アルドリッチさんは話す。

「僕は、ルーカスの全てが好きなんだ。僕らはお互いを心から信頼しているし、何よりも大切に思っているんだ」とノア君は話す。だから、ノア君がYMCA主催のヤングトライアスロンのことを聞いたときも、弟も一緒に参加することはごく当然の流れだったようだ。

参加する前に約3ヶ月間、弟と一緒に競技に参加するための特訓をした。そこから幾つものトライアスロンに挑戦し続けてきたノア君は、当時を振り返ってこう話す。「ルーカスは一人では何も出来ないんだ。僕は、ただ弟にも僕と同じことを経験させたいだけなんだよ」

1月、ノア君に嬉しいニュースが届いた。ウォルターキャンプフットボール基金が授与する、アメリカンヒーロー賞の受賞が決まったのだ。観客はスタンディングオベーションでノア君を讃えた。スピーチでノア君はこう話した。「嬉しいには違いないんだけど・・・。僕にとっては、ルーカスの笑顔がやっぱり一番のご褒美なんだ。どんな素晴らしい賞でも、それに勝るものはないよ。」

弟のためでなければ、そもそもノア君はトライアスロンもやらなかっただろうと母親は分析する。「今、世間は良いニュースばかりじゃないけれど、こうした兄弟の優しさや愛が現実にあることも、多くの人々に知ってもらいたい」と話した。

(大紀元日本ウェブ編集部)

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