私たちは日々のルーティンにとらわれやすく、同じことを何度も繰り返しているうちに、日々の違いがわからなくなってしまうことがあります。仕事はいつの間にか心をすり減らす単調な作業になりがちです。仕事の外でも、疲れ切っていたり、同じパターンにはまり込んでしまって、楽しむ余裕を失うことがあります。
では、どうすれば退屈な毎日から抜け出せるのでしょうか?
この問いを自分に投げかけ、可能性を探ることこそが、最初の大きな一歩です。
人生に光をもたらす5つの方法
日常の退屈やルーティンが当たり前になってしまったときに、人生を明るくするための5つの方法をご紹介します。
1. 「1週間の好奇心チャレンジ」を作る
毎日10〜15分、自分が「当たり前」と思っているものに改めて興味を持ってみましょう。たとえば、自宅の近くの木々や道路を観察してみる、知らないエリアを散歩してみる、職場でこれまで話したことのない人と会話してみる――どんなことでも構いません。好奇心の火を灯してみてください。もし楽しめると感じたら、このチャレンジを1か月に延長しても良いでしょう。
2. 情熱や自己表現の場を見つける
ずっとやってみたかったことは何ですか?楽器を弾く、絵や文章で自分を表現する、編み物や裁縫、椅子を作る――どんなことでも構いません。関連する本を読んだり、「ハウツー(やり方)」動画を見たりして、情熱をもって取り組んでみましょう。学ぶことは人生にスパイスを加え、楽しみを生み出し、新しい自己表現の方法を見つけるきっかけになります。
3. どんなことにも楽しさと驚きを見つける
食器洗いや部屋の片付け、メールの返信など、どんな日常の行動にも楽しさや遊び心、驚きの感覚を見出すことができます。どうすれば、その行動の中に「楽しさ」や「遊び心」「不思議さ」を取り入れられるかを考えてみましょう。少なくとも1日1つの行動の中で、それを見つけてみてください。
4. 興味を引かれることに「イエス」と言う
ときには、思いがけない誘いが舞い込むことがあります。社交イベント、旅行、会議、あるいは普段ならやらないようなプロジェクトなど――そんなときは、新しいことを学び、探検し、冒険に出るチャンスだと思って、「イエス」と言ってみましょう。ルーティンや快適ゾーン(居心地の良い範囲)から抜け出すことが大切です。
5. 小さな目標をゲーム感覚で達成する
1日または1週間で達成できる小さな目標を立て、それをゲームのように楽しんでみましょう。たとえば、「1日に3回、5回の腕立て伏せをする」といった、数分でできる行動から始めてみます。たとえ小さな一歩でも、自分が大切に思う方向へ進んでいるという実感は、強いモチベーションになります。
人生をもっと明るく、興味深くする方法はたくさんあります。たとえば、「無理だ」と感じることにも挑戦してみましょう。見知らぬ人と話す、ボランティアに参加する、自分の弱さを見せる、交流会や週1回のボードゲームナイトに参加する、美術館を巡る、10キロマラソンに挑戦する――。次の1か月を「大きな冒険」に捧げてみるのも素敵な選択です。
(翻訳編集 井田千景)
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