大紀元時報

海兵の飼い犬に大富豪の女性がジェット機を提供した

2019年09月24日 09時28分
(Illustration - Shutterstock)
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新しい基地への異動を命じられた海兵隊員は、飼っていた犬2匹を置き去りにせざるを得なかった。彼らは飛行機に乗せるにはあまりに大きすぎたのだ。しかし、幸いにもその状況を知ったある裕福な女性がプライベートジェットを用意してくれた。

2011年、米国海兵隊のアンドリュー・モラレス軍曹は、派遣先のアフガニスタンで保護した2匹の犬をカリフォルニアへ連れ帰った。2年後、ノースカロライナ州ルジューンの訓練施設へ異動を命じられるまではすべてがうまくいった。

Illustration – Shutterstock/Yeongsik Im

異動の準備を進めていたモラレスは、2匹の犬ダスティとワイアットが軍の飛行機に乗せるには大きすぎると知らされた。

テレビ局の取材に対しモラレスは「この空港では大型機の発着ができないので、彼らを飛行機に乗せることはできませんでした」と語った。

彼は2匹をカリフォルニアへ連れ帰る際に援助してくれた救助隊に電話をした。すると彼らはモラレスの置かれた状況をFacebookに投稿した。

リグレー・ガムの後継者であるヘレン・ロズバーグがこの投稿に気づき、すぐに行動を起こした。彼女はプライベートジェットをチャーターし、モラレス一家と2匹の犬を新しい基地へと送り届けたのである。



ロズバーグは「彼が2匹の犬と離ればなれになると知って、そんなことはさせないと思いました」と語った。

「彼はわれわれのヒーローなんです。愛国心の強いリグレー家の子孫である私は、彼を助けなければなりません」

モラレスは「妻も私も、彼女のご厚意に心から感謝しています」と述べ、いつか直接会ってお礼を伝えたいと思いを語った。

ロズバーグの間一髪の行動がモラレス一家と2匹の犬を救ってくれた心温まる物語である。

飼い主との再会を果たした犬

もう1人の海兵隊員、ショーン・ デュリングも同様の経験を明かした。しかしデュリングを救ったのは富豪ではなく、動物愛護団体ノウザドによる援助だった。

2012年10月、アフガニスタンからの帰国日が迫っていたデュリングは、海外派遣初日に保護した犬ボルトとの別れに心を痛めていた。

彼はボルトとの出会いをこう振り返った。「ヘリコプターで基地へ向かう途中、走り回る2匹の犬を見つけたんです」

デュリングが見つけた2匹の犬は兄妹だった。妹のジーナはよく世話をされている様子だったが、ボルトはそうではなかった。

「だれも食べ物を与えていなかったようです。彼は栄養失調に陥っており痩せ細っていましたが、とても明るい様子でした」

デュリングと彼の友人は、このかわいそうな犬の世話をすることにした。

「それ以来、ボルトとはいつも一緒です。彼はとても素直な頭の良い犬で、1週間もかからずにおすわりや伏せを覚えました」

ところがある日、司令官からすべての犬を基地から追い出すようにと命令が下った。デュリングに懐いていたボルトは決して彼から離れようとしなかった。

「この村に連れてこられた犬たちはすぐ散り散りになりましたが、ボルトは車から離れようとしませんでした。車が走り去ってもなお、彼は約10マイルもの距離を走って追いかけてきたんです」

ボルトの忠誠心に心を動かされた司令官は、彼を基地に連れ戻すことを許可した。しかしデュリングがアフガニスタンを去る時には、彼に付いて行くことはできなかった。

「私がヘリコプターに乗り込むと、彼も飛び乗ろうとしました。彼に別れを告げるのはとても辛く、その時に自分のやるべきことを確信しました」

Illustration – Getty Images/JOSE CABEZAS

アフガニスタンで動物の保護活動をしているノウザドを通じて、デュリングはボルトをアメリカに連れ帰る方法を見いだした。しかしそのためには4,000ドルもの大金が必要だった。

「彼らが募金のためのサイトを立ち上げてくれました。そしてFacebookに投稿して世界中に発信するように勧めてくれたんです。世界中の人々がお金を寄付してくれました」

ノウザドの援助と親切な人々の寄付によって、ボルトは無事アメリカのわが家へと帰ることができた。

(大紀元日本ウェブ編集部)

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