大紀元時報
玉谷製麺 雪国が生んだデザインパスタの魅力

食卓に咲く「雪と花」 こんなパスタあったの

2021年04月06日 17時06分
玉谷製麺
玉谷製麺

もはやパスタは、本場イタリアに負けないぐらい、日本でも人気の食材です。

もちろんロングパスタ(スパゲティ)もおいしいですが、いろいろな形状で目も楽しませてくれるショートパスタは、料理の幅を広げるとともに、お子様に大喜びされることは間違いなしですね。

今日ご紹介するのは、山形県の霊峰月山のふもとで麺づくり一筋に励む玉谷(たまや)製麺所の自信作「雪結晶パスタ」をはじめとするデザインパスタの数々です。

「雪結晶」のほか「月もみじ」「おひさま」「サクラ」「ローズ」等。これ、みんなパスタの名前なんですよ。

さあ、楽しい調理を始めましょう!

困難を越え、ついに完成「雪結晶パスタ」

2011年3月11日に起きた東日本大震災は、昭和24年創業の玉谷製麺所にも試練をもたらしました。

幸い従業員にも設備にも被害はなかったのですが、東北地方の経済が大打撃を受けるとともに、風評被害による損失は東北全域に及んだのです。

そのような苦難の中にあった2013年、玉谷製麺では「東北の、山形の、この土地でしかできない唯一無二の『食』を創り上げ、世界に届けていこう」という決意のもと、オリジナルの金型をつかった、新製品のデザインパスタを作ることになりました。

ということで、「雪の結晶」をデザインした金型をイタリアに発注したところ、返ってきたのは意外な答え。「金型は作れるが、これでは食べられるパスタにはならない」。

そこを押して、2か月後に金型を入手しましたが、実際にパスタを試作してみたら、確かにイタリア側の言う通りでした。

まず、ボイル後の見た目が悪すぎて「雪の結晶」にはとても見えない。長時間ボイルしても、固く残る部分がある。
商品開発の第一歩から、痛いつまづきを味わうことになりました。

でも、大雪に鍛えられた山形人が、ここで負けるはずがありません。

玉谷製麺が70余年の「そば・うどん」で培った製麺技術と知識を駆使して、生地の配合などを変更することにより、開発から約1年、ついに「美しく、おいしく茹であがる」オリジナルの製法が確立。

テーブルに、見事な「雪の結晶の花」が咲きました。

無添加で出した春の色「サクラパスタ」

冬の「雪結晶パスタ」に続くのは、春の「サクラ」です。「でも、どうやって桜の自然な色を出すのか」。

添加物である着色料で色づけすることは簡単ですが、玉谷製麺は「添加物を使わない」のがポリシー。

「なんとしてもこの条件をクリアして、ボイル後も美しい桜色が保てる素材はないか!」。

必死で探し求めた結果、思わぬところから、すばらしいヒントがもたらされました。

地元の農家さんが「これ、余りもので困ってるだが、麺づくりに使ってもらえねえかね」と、玉谷製麺に持ってこられたのが「赤いビーツ(テーブルビート)」のペーストでした。

ロシア料理のボルシチで、あの赤味を出す野菜です。

「これは使える。ボイルしても色があせない」と飛びつき、一気に進めて生まれたのが「サクラパスタ」。

地元農家の偶然のご厚意により、見事な桜がテーブルに咲いた瞬間でした。

 

震災から10年。本当の復興には、まだ時間がかかりますが、東北は確実に前進してきました。

玉谷製麺も、お世話になった多くの人にご恩返しができるよう、皆様の食卓に寄り添い、豊かな「食」を創り上げていきます。

(大紀元日本ウェブ編集部)

 

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