大紀元時報

台湾名医・胡乃文氏の養生法 免疫力を高める座禅のすすめ

2021年6月3日 07時00分
台北上海同徳堂の漢方医師・胡乃文氏。その明るい人柄と、分かりやすい講演で、多くの人に親しまれています。(胡乃文開講)
台北上海同徳堂の漢方医師・胡乃文氏。その明るい人柄と、分かりやすい講演で、多くの人に親しまれています。(胡乃文開講)

台湾の著名な漢方医胡乃文さんは今年74歳。その明るい人柄と、分かりやすい話し方で、多くの人に親しまれています。それにしても驚くのは、胡さんが講演しているときの、あふれるほどの元気の良さです。それを見ているだけで、なんだか聴衆のほうも体調が良くなって、健康になったような気さえしてきます。そんな胡さんを、日本の皆様も、以下のリンクからご覧になってみてください。

 


 

いかがでしょう? 解説は中国語ですが、よ~く見ていると胡さんの紹介している数々の健康法がどんなものか、けっこう伝わってくると思われませんか。こうした動画を通じた講演活動のほかに、もちろん中国伝統医学である漢方の臨床医として、日々、多くの患者の治療と健康指導に当たっています。

さて、多忙な毎日でありながら、これほど元気で、活力に満ちた74歳の胡乃文医師ですが、自分ではどのようなことを心がけて、日々の生活を送っているのでしょうか。今回は、胡さん自身が語ってくれた養生法のうち「座禅」を中心に、いくつかのポイントをご紹介します。では胡先生、お願いします。

座禅によって精神を安定させ「怒らない人」になる

親愛なる日本の皆様、こんにちは。私(胡乃文)は漢方医として、毎日多くの患者さんに接していますが、そのなかで感じることは、普段の生活の中でできることを実践して、自分の体を最良の状態に保つよう努めることの大切さです。病気になりにくい体、病原菌やウイルスに感染しにくい体であるよう心がけることは、決して難しいことではありません。

私は、毎日欠かさず、一定の時間を座禅に費やしています。目を閉じ、両手で印を結び、足は結跏趺坐。心を静めるとともに、自分の思いを「座禅をしている」という一点にまとめて、散らばらないようにします。
私が座禅に取り組むようになった理由は、いくつかありますが、その第一は「怒らないこと」です。私は若いころ、せっかちな性格でした。昼間は医院での診察が忙しく、まだ小さかった子どもとは、夜に家で食事をする時だけ二言三言話すぐらいでした。
私は、子どもとの限られた時間を大切にしたいと思っていたのですが、子どものほうが別のことに気を向けてばかりいると、私のほうがイライラして、つい子どもに怒ってしまったこともあります。

座禅を組むようになってからの私は、イライラして怒ることはなくなりました。子どもを叱る場合でも、怒りをぶつけるようなことはなく、理性的に諭して指導するようになったのです。座禅によって、自分の心が穏やかになったと感じました。

精神の状態を整えることは、養生の要諦です。座禅は、その最も基本的な方法の一つです。(胡乃文開講)

記憶力が良くなり、免疫力もアップ

座禅は、心を静めて、意識を集中しますので、記憶力を良くする効果もあります。
私がまだ漢方医学を学ぶ学生だった頃、試験前の勉強に追われながらも、毎晩座禅を組んでいました。目を閉じて、よけいなことは考えず、ただその日に読んだ専門書の内容を、頭のなかで繰り返して復習したのです。その成果として、試験の結果も良かったばかりか、何十年も前に学んだその内容を74歳の今になっても忘れていないのです。これも座禅から得た、思わぬ副産物のようです。
乱れた心を静めることによって、あれこれの心配事や不安も消え、精神的に落ち着いた状態になれます。ですから私は、ベッドに横になるとすぐに眠ってしまいます。十分に熟睡できますので、翌日に残る疲れもなく、朝の目覚めは非常に爽やかです。そうしてこそ、昼間の仕事に全力を傾注できるというものです。

このように、座禅によって体調が整えられると、病気に対する免疫力もアップします。私はこの30年来、非常に健康で病気もなく、薬を飲むこともほとんどありませんでした。もちろん、市販されているビタミンや各種のサプリメントを、わざわざ買って飲む心配もしないし、費用をかけることもありません。
日本の皆様が、座禅を試してみるきっかけになることを願って、やり方を少しご紹介しましょう。初めての方でしたら週に2回、例えば土曜日と日曜日に、静かに座ってみてください。始めは15~20分ぐらいでも結構です。少しずつ時間を延ばしていければ、いずれ座れば座るほど、もっと長く座禅していたくなりますよ。

野菜や果物を中心に、シンプルな料理にして

私は、衣食住に多くの精神を費やすことはありません。普段、私が食べているのはごく簡単なものばかりで、べつに大きな魚や厚い肉を食べなくてもいいのです。職場には自分で作った弁当を持参していますので、外食することは、ほとんどありません。
私の弁当のおかずは、例えば、野菜を切ったらオリーブ油かサラダ油でさっと炒めて、塩をひと振りするぐらいです。他は、何も入れません。野菜も果物も、新鮮なのものがいいですね。それだけで、本当においしいです。

日本の皆様がお好きな「生もの」は、たとえ新鮮なものでも私は食べません。それから、レタスサラダなどの生野菜も、あまり食べないようにしています。氷の入った冷水が出されたときは、口にするのは少しだけにしておきます。

食事に関係することとしては、歯ブラシやマウスウォッシュを活用して、歯と歯ぐきの健康を、ぜひ長く保つようにしてください。
今回は、このくらいにしておきましょう。また日本の皆様にお目にかかる機会があることを、楽しみにしております。どうぞ皆様、お元気で。

 

 

(講述・胡乃文 整理・穆簡 翻訳編集・鳥飼聡)

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