野生動物写真家が撮影した、二重の虹の前の象の美しい画像

この写真は、アフリカ象二重の虹の前でポーズをとっているように見える瞬間を、美しいタイミングで撮影したものです。

カナダ・トロント出身のプロの動物写真家であるジェフリー・ウー(Jeffrey Wu)さんは、ケニアマサイマラ国立保護区の平原でドキュメンタリーを撮影していたところ、嵐雲が立ち込めてきました。

ウーさんは、「豪雨は約1時間半続いていたが、雨の直後に空に美しい二重の虹が出てきた」と語りました。

虹の下でライオンを撮影した後、ウーさんのチームがドキュメンタリーの撮影を続けていると、ドライバーのオレ・ロンコ・ジャック(Ole Ronko Jack)さんが東側の丘の上で一人でさまよっている象を発見しました。

ウーさんは、象が鼻を高くしているのを見て、急いでその一枚を撮りました。

「14mmのレンズを使って、この象にかかる虹の全体像を確実に捉えた。象はきれいに洗われていて、まだ濡れているのが分かるだろう。体の反射で金属の彫刻のような質感が出ている」とウーさんは写真を見せながら語りました。

彼は、マサイマラの地域では5月に雨季になるため、雨上がりに虹を見つけることが普通だと説明しました。

しかし、ウーさんは、「このようにはっきりした二重の虹が出て、地平線がきれいな丘の上で一頭の象を見つけて撮影することは、滅多にない機会だ」と認め、「これは私の幸運な日のひとつだ」とウーさんは言いました。

55歳の写真家は、毎年8〜10か月間をかけて、アフリカでフォトツアーを案内しています。彼のウェブサイトによると、世界的な写真コンテストの審査員でもあるウー氏は、7歳の頃から写真を撮り始めました。母親が撮影した写真から感化を受けたそうです。

ウーさんはプロの肖像写真家である母親から感化を受けたそうです。芸術家、作家、教育者、自然保護活動家としても活躍するウーさんは、2013年に野生動物写真家に転身しました。

才能豊かな写真家は、「人生は、何回息を吸ったのかが大事なのではなく、どれだけ息を呑むような素晴らしい瞬間に出会えたかにある」と強く信じています。

(翻訳 小蓮)