7月9日、ギリシャのメディアによると、4人の中国人をギリシャで逮捕。敏感な軍事施設やラファール戦闘機を撮影したとして告発された。

ギリシャのProtothemaニュースサイトは、この事件がタナグラの空軍基地近くで発生したと報じているが、具体的な発生時間については言及していない。報道によれば、事件が発生した際、女性を含む4人の中国人が敏感な軍事施設を撮影しているところを発見され、警備員の注意を引いた。セキュリティスタッフはその後、警告を発し、4人の中国人にその区域から離れるよう求めた。

しかし、4人は警告を無視し、近くの橋に移動して、軍事施設やその軍事基地に駐留する第114戦闘連隊の戦闘機を撮影し続けた。

この4人は禁区に入ったとされ、高解像度のカメラで撮影を行ったため、行動が非常に疑わしく、スパイ活動を行っている可能性があった。第114戦闘連隊の空軍憲兵（Aeronomia）は通知を受けて直ちに介入し、4人を連行して尋問を行った。

初期調査の結果、これらの中国国民が撮影した多数の写真には、敏感な軍事施設に加えて、ラファール戦闘機などの画像も含まれていた。彼らは、ギリシャ空軍憲兵に拘留される前に、写真を暗号化したフォルダにアップロードしようと試みていた。

その後、これらの中国国民は、タナグラ警察署に連行され、地元の警察および安全部門によって処理された。

タナグラ空軍基地はアテネの北約70キロに位置し、ギリシャ空軍第114戦闘連隊の基地だ。この連隊は2022年1月に最初の6機のラファール戦闘機を受け取り、現在は合計24機のラファール戦闘機が配備されており、その内訳は単座型18機と双座型6機である。

現在、ギリシャの法執行機関は、この事件に関してさらなる調査を行っており、4人が軍事施設や軍用機を撮影した行為が孤立した事件なのか、より体系的な情報収集活動の一部なのかを確認中だ。

ギリシャのメディアは、安全部門の情報を引用し、安全部門がこの事件を非常に真剣に扱っており、関連する証拠は適切な安全機関に、評価のために引き渡されたと報じた。