はじめに

東欧の共産主義陣営はすでに崩壊した。しかし、共産主義の邪霊が消滅したわけではない。実際、この悪魔はすでに世界を統治している。人類は決して楽観視することが許されない。
2021/02/07

『悪魔が世界を統治している』目次

長い歴史の中で、人類は壮麗かつ輝かしい文明を築いたが、一方で幾多の悲劇と災難をも経験した。歴史を振り返ると、道徳は公正な政治、経済力、成熟した文化、国家の繁栄をもたらすことが分かる。一方、道徳が退廃すれば国家は衰退し、文明は壊滅する。
2020/04/10

おわりに

創造主は慈悲深く人類を見守っている。人類が神を裏切れば、災難が降りかかる。もし人類が、神から与えられた道に立ち戻るならば、救い済度されるだろう。人類が、見せかけに騙されず、動揺せず真に善の心を持ち、神から与えられた人間の基準を保ち、伝統的価値観を復活させ、伝統文化を取り戻すならば、神は人類を悪魔から救い出す。人類を堕落させ、壊滅させようとする共産邪霊の試みは失敗に終わるだろう。
2019/12/30

第十八章:中国共産党のグローバルな野望(下)

中国共産党のグローバルな野望には道徳的制限がなく、法律を順守する意志もない。『共産党についての九つの論評』(九評共産党)で論じたように、中国共産党の成長は徐々に歴史上の、内外の邪悪を少しずつ蓄積していく過程であり、その中で中国独自の九大遺伝子「邪、騙、煽、闘、奪、痞、間(スパイ工作)、滅、控(コントロール)」が完成した。
2019/12/29

第十八章:中国共産党のグローバルな野望(上)

20世紀初頭、ソビエトの共産主義が暴力的に起こしたロシア革命は、共産邪霊がさらなる舞台をお膳立てするための布石だった。舞台の主役は、もちろん中国共産党である。
2019/12/08

第十七章:グローバル化の中心は共産主義

共産主義下のグローバル化とは、基本的に、共産主義および非共産主義政権の最悪の部分を、最速で拡散することである。普及の手段は、大規模な政治、経済、金融、文化のオペレーションであり、非常に早いスピードで国家間および民族間の境界を消滅する。その目的は、人々が救われ、生き残るための心の砦としていた信仰、道徳、伝統文化を破壊するためである。
2019/12/07

第十六章:環境主義の裏にいる共産主義(下)

われわれが直面する環境問題に対して、強制的な政策は解決策とはならない。現代技術に頼ることも道を示すわけではない。危機を解決するために、われわれは宇宙と自然、また人間と自然の関係を深く理解し、正しい道徳基準を維持する必要がある。人間は伝統を取り戻し、道徳を向上させ、神から与えられた道に立ち戻らなければならない。このようにすれば、人間は自然に神の智慧と恵みを受けるだろう。生命が活気あふれる美しい自然が復活する。天地の輝きと繁栄が永遠に人間に与えられるだろう。
2019/10/23

第十六章:環境主義の裏にいる共産主義(上)

この章では、イデオロギーとしての環境主義がいかにして共産主義と結びついたのか、またどのようにして環境主義運動がハイジャックされ、操作され、共産主義の目的のために吸収されていったのか、またこれが継続した場合にもたらされる影響について検証していく。
2019/10/20

第十五章:テロリズムのルーツは共産主義

テロリストは暴力で社会を混乱させ、恐怖によって人々を支配する。目標を達成するために、彼らは普遍的な人間の価値観に対抗する。彼らの考え方の奥底に、共産主義のルーツが見えてくるだろう。なぜならば、共産主義イデオロギーが、彼らの邪悪な価値観に理論的な枠組みを与えたからである。
2019/10/20

第十四章:大衆文化―退廃と放縦

自由社会といわれる欧米諸国は文明的な社会だった。男性は紳士的、女性は優美で貞淑であり、人々は互いに誠実で友好的だった。共産主義は、この西洋文明を破壊する陰謀を企てた。彼らは暴力や専制政治で西洋社会を破壊することはできなかったが、中国で行ったように、マスカルチャー(大衆文化)を利用して人々にネガティブで反抗的な思考を植え付けた。この手法で、共産主義は伝統を破壊し、公衆のモラルと個人の道徳心を堕落させた。
2019/10/19

第十三章:メディアを乗っ取る

欧米メディアも共産主義に汚染されている。欧米メディアは共産主義の代理人となって、反伝統、反道徳を推進し、悪魔的な流行を促している。欧米メディアは嘘と憎悪のプロパガンダで道徳の退廃に拍車をかけている。今日、真実を報道し、社会道徳と良心を守るメディアは少ない。われわれはメディアの惨状に気づき、メディアが果たすべき責任を取り戻さなければならない。
2019/10/12

第十二章:教育の破壊(下)

学生たちは無神論、進化論、共産主義のイデオロギーを教え込まれた。アメリカの小学校と中学校では、伝統的な信仰と道徳を破壊する心理操作が行われた。道徳的相対論と現代的概念が教えられ、生命に対する歪んだ考えが注入された。これが、教育のあらゆる分野で適用された共産主義の手法である。そのやり方があまりにも巧妙であるため、人々がその流れを止めることは不可能だった。
2019/10/06

第十二章:教育の破壊(上)

共産邪霊は人類を壊滅させるため、人間と神の絆を断ち切ろうとした。従って、伝統文化を堕落させることは、邪霊にとって欠かせない計画だった。共産主義は異なる戦略を用いて東洋と西洋の教育を破壊した。
2019/09/22

第十一章:芸術を冒涜する

正統で伝統的な芸術の価値は計り知れない。東西における偉大な文化や芸術は、神々と人類文明が紡いだ、両者が繋がるための絆である。これらの作品が人類に伝えるのは、美、善、光、希望である。一方、邪悪な要素に操られて生まれたものは退廃した芸術である。これらの作品は神と人間の間に楔を打ち込み、人間を邪悪へと引きずり込む役割を果たしている。
2019/09/21

第十章:法律を利用する邪悪

共産主義国家では、悪魔は法律を操って支配とイデオロギーを強化し、人々を抑圧する。一方、自由社会での悪魔の目的は、伝統的な信仰と道徳を破壊することである。善悪の基準を歪め、法の執行機関を掌握し、邪悪な慣習を植え付ける。法律は、政治、宗教、教育やその他の分野と密接な関わりがある。長い間、アメリカは法治国家を実践していたが、昨今では共産主義の影響が深刻である。共産主義は世界中に触手を伸ばし、その浸透から逃れられる国家は非常に少ない。この章は、多面的に浸食されたアメリカの司法機関を検証する。
2019/09/20

第九章:共産主義がしかけた経済的な罠(下)

共産主義の経済概念は、反道徳である。その悪影響は、社会主義国や共産主義国に広がっている。善意を装った共産主義的な経済政策が、欧米社会を蝕んでいる。共産主義が全体主義、貧困、飢餓を生み出すのは必然である。共産主義は、常に人間の邪悪な側面を拡大させ、道徳を破壊する。これは歴史上、最も邪悪で非道な思想なのである。
2019/09/19

第九章:共産主義がしかけた経済的な罠(上)

共産邪霊は世界征服のために、ずっと前から攻撃を開始している。現行の経済システムと、その背後にある実態を詳細に分析してみれば、共産邪霊が隅々にまで張り巡らした入念な按排に気づくはずである。希望を与えるような計画や政府への盲信が膨張すれば、世界はますます自由市場経済から遠ざかる。各国は基本的な道徳を失い、共産主義に引き寄せられていく。われわれは現実に目覚め、早く対抗措置を取るべきである。
2019/09/14

第八章:共産主義が引き起こした政治の混乱(下)

国家や私有の権力を持つ者は、圧倒的に有利な経済的資源へのアクセスと結集力で、国内あるいは世界で、すべての人間に利益をもたらすことができる。一方、その権力を悪用すれば、巨大な災難を引き起こす。今日の世界政治の背後には常に共産主義が絡んでいる。この章の目的は、読者が正と邪を識別し、邪悪の陰謀を認識し、政治を正しい道へと引き戻すためである。
2019/09/10

第八章:共産主義が引き起こした政治の混乱(上)

共産主義の政治と言うと、多くの人が共産国を連想し、またそれらの国家でさえもすでに共産主義を実践していないと考える。しかし、共産主義は、社会主義、ネオ・自由主義(新自由主義)、進歩主義などと名前を変え、変貌しながら存在している。詳細に調べれば、共産邪霊がすでに世界を掌握していることが見えてくるだろう。
2019/08/21

第七章:家族の崩壊(下)

伝統的な社会において、出産や子育ては神から女性に与えられた神聖な務めとみなされていた。東西の年代記には、多くの英雄の背後に偉大な母親の姿がある。フェミニズムはこの伝統を父系社会の抑圧とみなして放棄し、出産した女性が子育てに従事するのは抑圧であると主張したのである。
2019/08/17

第七章:家族の崩壊(上)

安定した社会を支えていた家族が破壊されている。家族がなくなれば、次世代に引き継ぐべき伝統的な文化と信仰が途絶える。伝統文化と信仰を失った若い世代はその結果、共産邪霊に簡単に操られる道具となるのだ。
2019/08/11

第六章:神に対する反逆

世界中のほぼすべての民族には、古くから伝わる神話や伝説がある。神のイメージや彼らの神といった概念があり、それが人間の道徳と文化を形成し、伝統として受け継がれてきた。
2019/08/10

第五章:西側への浸透(下)

共産主義の邪霊は、偽装して欧米に潜入した。われわれが、具体的な現象を超えたところで、高みから俯瞰することができれば、共産主義の本当の姿とその目的が見えてくるだろう。
2019/08/07

第五章:西側への浸透(上)

西側(欧米諸国)の「自由」は、共産邪霊が目標とする人間の奴隷化、人類の壊滅と真っ向から対立する。共産邪霊はその代理人たちを人類社会へ遣わし、偽善的な「集産主義」「平等社会」を掲げさせ、世界中で彼らの陰謀を実行させている。
2019/08/04

第四章:革命の輸出

暴力と嘘に支えられた共産主義のカルトは世界へと広がった。共産主義が大国から小国へと輸出される場合、最も手っ取り早い方法は暴力である。自由社会は中国共産党の「対外宣伝工作」を含む共産主義のカルト性を重視しておらず、共産主義イデオロギーの輸出を許す結果となった。
2019/08/03

第三章:東側での大虐殺

共産党がソビエト政権を樹立してからすでに一世紀が過ぎた。米連邦議会議事録によると、共産主義国家が殺害した人数は少なくとも一億人に上る。共産党は神と人類に反逆しているため、いつ消滅されるかも知れぬという恐怖を抱いている。従って、共産党は己を強化するために、常に道徳心や善悪の基準を放棄した人間を見つけて補充する必要がある。これらの人間は大虐殺の過程で優れた能力を発揮するため、指導層へと上り詰める。共産邪霊は残酷な人物をリーダーに据え、この世で独裁政権を維持するのである。
2019/07/18

第二章:始まりはヨーロッパ

すべてのドラマには終わりがある。悪魔は人類を壊滅させるべく按排したが、全能の創造主は、彼の方法で世界を覚醒させ、悪魔の束縛から解き放ち、人間を救い済度しようとした。今は、創造主が到来する前の末劫の時期である。現在、繰り広げられているのは、最終的な善と悪の戦いである。
2019/07/13

第一章 人類を壊滅する邪悪の陰謀

人類を壊滅する邪悪は何世紀にもわたって、系統的で緻密な陰謀を仕掛けてきた。その企みは社会現象から大衆運動、政府の上層部にまで至り、歴史をまたにかけ、世界中で人類を誘導し、根絶するために、絶え間なく実行されてきたのである。
2019/06/29

序章

ソビエトと東欧を支配していた共産主義政権の崩壊は、半世紀にわたって続いた東西冷戦の終わりを告げた。多くの人々は共産主義をすでに消失したものとみなし、過去の遺物になったと楽観的だった。しかし、実際には、共産主義のイデオロギーは変質した形で世界中に浸透し、着実に根を下ろしていた。
2019/06/23