中国 ダム決壊で家を失った村人「物乞いのような生活」

中国・広西ダム決壊 「帰る家がない」被災地に広がる絶望

2026/07/19
更新: 2026/07/19

中国・広西チワン族自治区の六藍(りくらん)村では、ダム決壊による洪水で多くの住宅が流され、今も多くの住民が住む場所を失い、厳しい生活を強いられている。

現地を訪れた動画投稿者が撮影した映像には、倒壊した家屋のがれきに座り、涙を流す住民たちの姿が映っていた。

ある女性は声を詰まらせながら、「洗濯をするにも袋を持って川へ行かなければならず、まるで物乞いのようだ」と語った。

「以前は家に帰れば温かいご飯もお茶もあった。でも今は家がない。それを思うだけで涙が出る」

女性はそう話し、「雨風をしのげる家を造ってほしい。もう外をさまよいたくない」と行政に支援を訴えた。

7月12日に公開された別の映像では、中年男性も涙ながらに被害を語った。自宅は洪水で流され、家の修理資金として保管していた数万元(数十万円)の現金も失ったという。

「4人の子供を育ててきた。苦労して築いたものが、一瞬ですべてゼロになった」

ダム決壊から約1週間が過ぎても、多くの住民は家を失い、生活再建のめどは立っていない。洪水が引いても、被災者の苦難はなお続く。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!