生まれ変わりはあるのか? 医者がさじを投げた病気の意外な原因

現在自分が現代の西洋では、生まれ変わりの話を信じる人が増え、生まれ変わりの概念を用いて診断や治療する前世療法(Past-life Therapy)も注目されている。

著名な預言者、エドガー・ケイシー(1877年3月18日〜1945年1月3日)はキリスト教徒の「超能力者」だった。彼は睡眠のような状態で時空を旅し、患者の過去の人生を見て、病気の原因を「解釈」し、治療できた。

エドガー・ケイシーは特別な能力で多くの患者を治療して、多くの診断と治療の症例資料を残した。多くの科学者の貴重な研究資料になっている。それらのいくつかの例をご紹介する。

毎日、寝小便する原因は前世の…

ある夫婦は11歳の息子の治療のため、ケイシーに頼んだことがある。その子は2歳から寝小便していたという。3歳から両親に連れられ病院に通い始めたが、全然改善せず、いろんな方法を試し。しまいには精神科まで行ったが、10歳になっても改善しなかった。

ケイシーがその子の過去の人生を「解釈」してみると、その少年は前世に16世紀から17世紀までイギリスのある教会の教主であり、犯人を尋問する場合は浸漬刑罰、即ち、犯人をプールの端に縛り、冷たいプールに浸す行為をよく行っていたことが分かった。

ケイシーの解釈では、その子の前世の罪によって今度の人生の腎臓に刻印されてその罪をあがなわなければならないので、寝小便にかかることとなった。

原因が判明し、治療の希望があるとわかるとケイシーは彼の母親に、彼が寝た時に、ベッドのそばに座って「あなたは親切で思いやりがあり、みんなを幸せにし、人々を助けようとしています」と何度も繰り返すように頼んだ。このポジティブな念は子供を本当の自分に戻し、過去の罪を心から悔い改め、本来の善良と慈悲を呼び起こすものだった。

その夜、男の子は数年ぶりに寝小便しなかった。喜んだ母親は彼に数ヶ月間同じポジティブな念を与え、結局彼は完全に治った。男の子は完全に人が変わり、性格が愛らしくなって、他人に対して非常に寛容で、社会的な活動に自分を顧みず熱心に貢献したという。

大きな音を異常に怖がる子供の前世の秘密

幼い子供が爆発、火、水を怖がることは多くの両親が経験することだが、キャロル・ボウマン(Carol Bowman)は末っ子のシェスが突然激しい恐怖の状況に陥るのを見て、とても不安になった。

建国記念日に爆竹と花火が空に上がった時、5歳のシェスが、前は楽しんでいたのに、突然大声で泣き始めた。

家に戻してから徐々に落ち着たが、彼はもともと勇敢でいたずら好きな子供であった。その後シェスはプールの端で水に飛び込む音を聞いた時、また恐怖症がぶり返した。キャロルは息子のことが心配になり、それを見た友人が催眠療法を提案した。その後、母親とともにケイシーのもとを訪れたシェスは早速、催眠術を受けた。

シェスが目を閉じ催眠状態に入ると、彼は驚いたことに自分が兵士で、岩の後ろに隠れて敵を撃っていたら、大きな音があり、右手首に弾丸が当たって出血したと言いだし、戦場で経験した感情と苦痛を語りはじめた。シェスの話はとても生々しく、5歳の子供には経験することができないものだった。

特に、キャロルが信じられなかったのは、シェスの言う右手首の負傷したところは、シェスが幼児期から湿疹がでていた場所で、彼はしばしば出血するまで引っ掻いていた。それを防ぐために、キャロルはよくそこに包帯を巻いていたという。

ケイシーはシェスに「生まれ変わりの過程で、時々私たちは兵士で、戦場で他人を殺さなければならないこともあれば、殺されることもありますが、これは神様に許されることです」と伝えた。するとシェスの大きな音に対する恐れは消え、数日後、手首の発疹はなくなったという。

この体験でキャロルは子供の生まれ変わりへの研究に興味を持ち、その後10年、子供の生まれ変わりの事例の収集と分類に専念し2冊の本を出版し、世界中で販売されている。

この体験でキャロルは生と死について深く認識することができた。つまり人間はただ一回の生命だけではなく、死んだ後も魂がまだ生きていて、再び人間に生まれ変わるかもしれない。人生は舞台に立っているようなもので、人はそれぞれ舞台で異なる役割を演じでいる。他人への親切は自分自身への親切と同じであると

(編集・柳晶)