研究:「彼岸の世界」あの世とはどういう世界か(4) 

人生は運命の川に浮かぶ夢に過ぎません。目覚めた後の私たちのはどこにあるのでしょうか?認定催眠療法士のマスター、ミシェル・ニュートン博士はセッションの中で、患者が深い催眠状態にある時、時折、彼らの意識が彼岸の世界に到達することを体験しました。

彼らの説明では、彼岸の世界は非常に広大で素晴らしく、きれいでまばゆいばかりで、生命はそこで安堵しており、重力がなく、自由に飛び、知恵の光のエネルギーを出しているようです。

そのエネルギーの色は、赤、橙、黄色、緑、青、紫の順に精神のレベルを表し、生命はその外形を変えることができ、もはや人間の世界の悩みに悩まされることはありません。それは子供のように無邪気でユーモラスであり、お互いの友情に満ちています。

その世界では生命には複数の階級があり、その階級は人間の世界の社会階級の概念とはまったく異なります。高い階級の生命は寛容と慈悲の心に満ち、低い階級の生命を思いやっており、また高い階級の生命は低い階級の生命に愛され、尊敬されています。

そして生まれ変わりの時、生命は数人の長老の目の前に来て、前世の経験と教訓を分析します。長老たちは、彼らに反省させて、過去の過ちを埋め合わせたり、精霊の次元とレベルを向上させたりできるように、次の人生を整えます。

一部の生命は地球上で非常に邪悪なことをしたため、彼らのエネルギーは破壊され、彼らの体は黒色になります。彼らはまるで救急ステーションのような場所に送られ、そこでエネルギーが調整されます。そこは、遠くから見ると黒い海のように見え、とても恐ろしいものです。

彼らが犯した犯罪の大きさによっては、彼らの残虐行為の犠牲者に対して償いをし、その借りを支払うために、すぐに地球に送り返されるかもしれません。故意であろうとなかろうと、彼らは彼らの被害者に対し、償いをしなければなりません。
 

生まれ変わる前の「運命の輪」
 

ニュートン博士が収集した情報によると、生まれ変わる前に、生命は「運命の輪」と呼ばれる場所に行き、人間としての体を再選択します。ここでは、リング状のパノラマ画面で未来のシーンの一部を見ることができ、未来像の中にいる人物の中に入って体験することもできます。

人身(人間の体)の選択をした後、生命は円形のスタジオに送られ、次の人生の重要な人々と一緒に、来世のいくつかの重要なイベントをリハーサルします。

ニュートン博士は10年間の綿密な調査の結果、1994年に『スピリチュアルジャーニー』を出版しました。この300ページ近くの本は、長年にわたって10か国語に翻訳され、世界的なベストセラーになりました。 

そして2000年にニュートン博士は著書『スピリチュアルデスティニー』を出版しました。この本は、人々がこの世界を去ってから、次の生まれ変わりまで、あの世に入る経験をより深く説明しています。

半世紀の間、西洋世界の生まれ変わりに関する研究は飛躍的な進歩をとげ、「彼岸の世界」のベールをはがし、人々の視野をある程度広げ、人生への究極の反省をもたらしました。

——『明慧の窓』より

(翻訳・郡山雨来)