世界中のピラミッド(10)西アジア・メソポタミア

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ウルクの白色神殿

「ウルクの白色神殿」は人工的な高さ12メートルの不規則な高台の上に建てられています。高台の側面は斜面となっており、模様が彫られています。

神殿の正面は西南方向を向いており、4つの角はそれぞれの方角を向いていて、標準的なピラミッド建築方法です。東北の階段から神殿の入り口まで行けます。神殿は白く塗りつぶされており、遠く離れた場所からもはっきり見えるため、特別な意義をもつ場所とされていました。

イラン チョガ・ザンビール

イラクの東に位置するイランは、昔、エラムと呼ばれ、メソポタミア文化圏の一部でした。エラムのピラミッドと呼ばれているチョガ・ザンビールは紀元前1250年ころ、国王ウンタシュ・ナピリシャによって、インシュシナク神へ捧げるために建設され、すでに3300年の歴史を持っています。1935年、石油会社BPが空中探測している時に発見され、現存する保有状態の最も良好なエラム神殿です。

この建造物は5層に別れ、高度な数学を用いて建設されました。四方は階段状になっており、上に行けば行くほど狭くなっているため、標準的なピラミッド式建造物と言えます。

西側の塀と神殿の間には円形の祭壇らしきものが残されており、また、多くの出土品と、神殿北部の空き地にあるいくつもの遺跡から、そこは当時、司祭や王族の休憩室あるいは、祈禱室ではないかと推測されています。

神殿の内部は日干しレンガ、外部は焼成レンガでできており、それぞれのレンガに掘られたバビロンやエラムの楔形文字が、今でもはっきりと分かります。楔形文字はエジプトの象形文字と同様、まだ完全に解明されていません。

チョガ・ザンビールの水利システムは素晴らしく、考古学者らは古城周辺で3千年者歴史を持つろ過システムを発見しました。当時、砂を用いた何層もの沈殿を繰り返すことによって、清らかな水を使用することができました。当時の人々の智慧はまさに絶妙と言えます

(つづく)

――正見ネットより転載
(作者・意文/翻訳編集・天野秀)