米国で発生した竜巻から2人の乳児が生還

先日、米国中部の5つの州で多数の竜巻が発生し、少なくとも92人が死亡しました。 しかし、最も被害の大きかった州の一つであるケンタッキー州では、浴槽と一緒に吹き飛ばされた2人の赤ちゃんが助かるという奇跡が報告されています。

WFIEテレビによると、竜巻は12月17日、ケンタッキー州ホプキンス郡で発生しました。 地元に住むクララ・ルッツさんは、竜巻による被害に備えて、生後15ヶ月のケイデンちゃんと、生後3ヶ月のダラスちゃんの2人の孫を毛布や枕、聖書などと一緒に浴槽に入れました。その後、竜巻がホプキンス郡を襲い、ルッツさんの家は揺れ始めました。

「ゴロゴロという音がして、家が揺れるのを感じました。そして、気がつくと浴槽が吹っ飛んでいたのです。 手で掴むこともできませんでした」

その後、ルッツさんの家は根こそぎ倒され、彼女は水タンクで後頭部を打ちました。それでも彼女は、竜巻で暗闇になる中、孫を心配して浴槽を探し、助けを求めました。

彼女は「神様、どうか私の赤ちゃんを無事に帰してください。お願いします、お願いします」と言うしかありませんでした。

後に警察が来て、庭で逆さまになった浴槽を発見しました。幸いなことにその下に2人の孫は無事で、助け出されました。

しかしダラスちゃんの後頭部は腫れ上がり、出血していました。ルッツさんは急いでダラスちゃんを病院に運びましたが、病院に着く前に出血は止まりました。

ルッツさんは2人の孫の両親とホプキンス郡北部に住んでいます。

彼女は「人が無事であれば、物質的な損失は気にならない。孫の命が救われたことを神に感謝しています」と言っています。

(翻訳・橋本龍毅)